埋められない1打を追いかける 中島啓太の惜敗の涙【2020-21年“涙のワケ”】
新型コロナウイルスの影響で2020、21年が統合された国内男女ツアーは、1年半にも及ぶシーズンを終えた。今季も多くのドラマが生まれたが、その中から選手の涙にスポットライトを当てて、ロングシーズンを振り返る。今回は国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」で見せた、中島啓太の涙のワケ。
アジアアマでも勝利の涙!堂々の優勝スピーチ【動画】
「金谷さんを追い詰められたとは、全然思っていないです。この1打の中には、たくさんの差があると感じました」。1打差で金谷拓実に負けたあと、そう答える声は震えていた。2打差からトップの金谷を追いかけたが、並ぶことさえ叶わずに終わった最終日。悔し涙を必死でこらえた。
最終日終盤、金谷を追い越すチャンスはあった。10番から金谷が連続ボギーを叩き、1打差で残り2ホールへ。17番パー5、18番パー4はチャンスホール。2つ伸ばせば逆転の可能性は十分あったが、17番でティショットが池につかまり4オン1パットのパーセーブ。バーディを獲った金谷に、再び距離をあけられた。最終ホールは10メートルのバーディパットをねじ込み1打差に戻したが、その1打の重みは大きかった。
中島にとって、金谷は一番身近な先輩のひとり。ナショナルチームの一員として一緒に転戦し、その実力を一番近い場所で感じてきた。2015年の「日本アマ」、18年の「アジアアマ」に続いて、また追い抜くことはできなかった。優勝を決めた金谷と握手を交わしてグリーンを降りる。「この思いは、絶対に忘れちゃいけない」と、再び味わった悔しさに、にじんだ涙を拭った。
その中島が、表彰式で大粒の涙を流したのは5カ月後の「パナソニックオープン」。プレーオフでウィニングパットを打つときでさえ、頭に浮かんだのは試合を不在としていた金谷の姿。「金谷さんなら、絶対入れると思っていたんですけど…右に外れてしまいました」。ここでも1打、水をあけられた。
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