ホンマ『TR20』のアマ試打レポ。P編「カッコいいから買う」、筒「TR●●●が出た時の衝撃」
ジャスティン・ローズが「なんてカッコいいんだ!」と第一印象で叫んだというホンマ『TR20』ドライバー。自分の目で確認できていないので「本当かよっ!」と疑いつつ、クラブテストを開始です……。
配信日時: 2020年2月4日 01時12分
目次 / index
P編 「とにかく、カッコいい。それだけでアリ」
PCM編集長(以下、P編) 「長岡、ホンマの新作打ったよ。マジで良かった」
筆者 「あぁ、『TR20』ですよね? カーボンの占有率が60%にも達したってやつでしょう? 日米共同開発の世界モデルということもあり、設計も新世代に突入したって感じがしますよね」
P編 「そんなこと、どうでもいいよ。とにかくカッコいい、それに尽きる。『TR20』は羊の皮をかぶった狼じゃなくて、狼の皮をかぶった羊だよ!」
筆者 「………。(分かりづれぇ〜、しかも、設計はどうでもいいの!?) た、たしかに、ジャスティン・ローズが最初に【ヤバいくらいカッコいい】と、絶賛していたってホンマが言ってました…」
PCM筒康博(以下、筒) 「去年のヒーローワールドチャレンジの時にローズ選手が初めてプロトタイプを投入した時に議論したじゃないですか。これ、ボクの脳内試打が当たってたと思うんですよね」▶HONMAの謎プロト『TR20』の脳内試打&ジャスティン・ローズへの憑依試打
筆者 「筒さん、ちょっと脳内試打自慢はいろいろ事実と予測で混乱するので黙ってて。まずは、村田さんの話から聞きます。筒さんの話は後でゆっくり聞きますから!」
筒 「………。(シュン)」
筆者 「あぁ、『TR20』ですよね? カーボンの占有率が60%にも達したってやつでしょう? 日米共同開発の世界モデルということもあり、設計も新世代に突入したって感じがしますよね」
P編 「そんなこと、どうでもいいよ。とにかくカッコいい、それに尽きる。『TR20』は羊の皮をかぶった狼じゃなくて、狼の皮をかぶった羊だよ!」
筆者 「………。(分かりづれぇ〜、しかも、設計はどうでもいいの!?) た、たしかに、ジャスティン・ローズが最初に【ヤバいくらいカッコいい】と、絶賛していたってホンマが言ってました…」
PCM筒康博(以下、筒) 「去年のヒーローワールドチャレンジの時にローズ選手が初めてプロトタイプを投入した時に議論したじゃないですか。これ、ボクの脳内試打が当たってたと思うんですよね」▶HONMAの謎プロト『TR20』の脳内試打&ジャスティン・ローズへの憑依試打
筆者 「筒さん、ちょっと脳内試打自慢はいろいろ事実と予測で混乱するので黙ってて。まずは、村田さんの話から聞きます。筒さんの話は後でゆっくり聞きますから!」
筒 「………。(シュン)」
P編 「カッコよくて、打ちやすい。それ以上に何が必要なの?」
P編 「長岡、何が聞きたいんだよ。話すことなんてないよ。カッコよくて、打ちやすい。それ以上に何が必要なの?」
筆者 「あなたともあろう人が、そんなアマチュアみたいなコメントで許されるわけないでしょ! めちゃくちゃ初速が出るとか、テクノロジーとか素材とか、なにか感じたことがあるでしょう???」
P編 「今回に限って言うと、もう、私はホンマに直接『TR20 440』の9.5°をオーダー出しちゃったからね。これ以上、私に何を言わせるっていうの? もう、予約購入しちゃったんだから、今更あーだこーだ言う必要なんてないだろう?」
筆者 「………。(げっ、マジでもう予約したの!?)いやいや、最高評価をくだした、その意思決定の根拠について聞かせてくださいってば」
筆者 「あなたともあろう人が、そんなアマチュアみたいなコメントで許されるわけないでしょ! めちゃくちゃ初速が出るとか、テクノロジーとか素材とか、なにか感じたことがあるでしょう???」
P編 「今回に限って言うと、もう、私はホンマに直接『TR20 440』の9.5°をオーダー出しちゃったからね。これ以上、私に何を言わせるっていうの? もう、予約購入しちゃったんだから、今更あーだこーだ言う必要なんてないだろう?」
筆者 「………。(げっ、マジでもう予約したの!?)いやいや、最高評価をくだした、その意思決定の根拠について聞かせてくださいってば」
P編 「めんどくさいなぁ。まず、何度も言うように、カッコいいことに尽きる。それだけで第一印象のほぼ半分以上はクリアしているわけだよ。それで、初めて打ったら、気持ちよく振れるし、曲がらない。この寒い時期と練習不足で振れてない私にしては飛んでる。見た目もホンマらしくてすごくいい顔だし、打感も音も申し分ない。
デザインが真っ黒のソールでアスリートライクなのに、打ってみるとミスにある程度強い中で、自分の思い通りにコントロールして打てる。ねぇ、こういうのって、女性と同じで【出会い】だと思うんだよ。ビビッと来ちゃったんだからしょうがないだろ? 好きな女性のどこが好きかなんて、くどくど他人に説明する必要があるか?」
筆者 「それ、でも【打ちやすい】というのは、シャフトの部分が大きいと思うんですけど、今回の『TR20』はヘッドが特殊な設計になったじゃないですか。その辺は?」
P編 「うん、好きだね。私は元々かなりロースピンなタイプなんだけど、多少スピンが入ってくれて球が安定する。ズボッとしっかりインパクトで押せて、薄いドローをいつでも打てそうな感じがする。もう、これ以上細かいことなんて言う必要ないだろ、もう買っちゃったんだから。あとは、3月まで届くのを楽しみに待つだけだよ。細かいことは筒さんに聞いて!」
デザインが真っ黒のソールでアスリートライクなのに、打ってみるとミスにある程度強い中で、自分の思い通りにコントロールして打てる。ねぇ、こういうのって、女性と同じで【出会い】だと思うんだよ。ビビッと来ちゃったんだからしょうがないだろ? 好きな女性のどこが好きかなんて、くどくど他人に説明する必要があるか?」
筆者 「それ、でも【打ちやすい】というのは、シャフトの部分が大きいと思うんですけど、今回の『TR20』はヘッドが特殊な設計になったじゃないですか。その辺は?」
P編 「うん、好きだね。私は元々かなりロースピンなタイプなんだけど、多少スピンが入ってくれて球が安定する。ズボッとしっかりインパクトで押せて、薄いドローをいつでも打てそうな感じがする。もう、これ以上細かいことなんて言う必要ないだろ、もう買っちゃったんだから。あとは、3月まで届くのを楽しみに待つだけだよ。細かいことは筒さんに聞いて!」
筒 「これは『TR●●』が出たときの衝撃……」
筆者 「ですって、筒さん……。なんか、細かいことなんて説明するまでもない!って感じですね、村田さん的には。【カッコよくて打ちやすい】なんて、村田さんの個人的な意見100%って感じで、客観性がまったくないですが……(泣)まさか、筒さんまで同じようなこと言わないでしょうね?」
筒 「ボクは細かくレポート出来ますけど、このクラブを正確に表現するのはめちゃくちゃ難しい。簡単に言うなら、2002年発売のプロギア『TR DUO』が出たときの衝撃に近いものをいま感じてます…」
筆者 「………。(そうきたか…)なるほど、プロギア『TR DUO』といえば、カーボンコンポジットクラウンのやり始め・開祖じゃないですか。今回ホンマの『TR20』という名前とカーボン素材をかけたってことですよね? 筒さん、そういうダジャレというか、オフザケはやめましょうよ……」
筒 「ボクは細かくレポート出来ますけど、このクラブを正確に表現するのはめちゃくちゃ難しい。簡単に言うなら、2002年発売のプロギア『TR DUO』が出たときの衝撃に近いものをいま感じてます…」
筆者 「………。(そうきたか…)なるほど、プロギア『TR DUO』といえば、カーボンコンポジットクラウンのやり始め・開祖じゃないですか。今回ホンマの『TR20』という名前とカーボン素材をかけたってことですよね? 筒さん、そういうダジャレというか、オフザケはやめましょうよ……」
筒 「ふざけてませんけど(怒)真面目に今回の『TR20』は、面白い。なんか不思議な打感です。音が低いのに残響が長い感じで、球持ちがすごく長い感じというか、すごくインパクトで押せている感覚があるんです。20センチくらいインパクトが長くなった感じというか」
筆者 「う〜ん、『TR DUO』ってそんな感じでしたっけ!? カーボンクラウンのたわみで打ち出し角が上がるのがミソじゃなかったかなぁ…」
筒 「そうなんですけど、誰でも軽快に振れる【軽ヘッド】感覚がありつつも、球持ちがよくて長く押せる。それでいて、初速が速くてぶっ飛ばせる感じが、ボクの経験上では『TR DUO』っぽいんですよ」
筆者 「それって、たわみが強いってことを表現してるんですよね?」
筆者 「う〜ん、『TR DUO』ってそんな感じでしたっけ!? カーボンクラウンのたわみで打ち出し角が上がるのがミソじゃなかったかなぁ…」
筒 「そうなんですけど、誰でも軽快に振れる【軽ヘッド】感覚がありつつも、球持ちがよくて長く押せる。それでいて、初速が速くてぶっ飛ばせる感じが、ボクの経験上では『TR DUO』っぽいんですよ」
筆者 「それって、たわみが強いってことを表現してるんですよね?」
筒 「たわみの復元が強くて、長く押せる」
筒 「う〜ん、まぁ…。今回の『TR20』って、ソールもクラウンもカーボンじゃないですか。その両方のたわみを感じるんですけど、そこからの復元感が速いんです。ちゃんと復元が間に合ってる感じがあって、それが復元するときに、ボールをひっつけたまま長く押し出すような感じがする。だから、けっこう打点を外して打っても、フェースが真っすぐなまま、前に前にボールを出そうとするヘッドの動きを感じるんです。
例えるなら、マウンドの2、3メートル前から投げた速球派ピッチャーの変化球って感じかな。強く前方向に押せるので、球の曲がり始めがその分遅い。曲がっても打ち出しからじゃなくて、かなり前に行ってから少し影響するだけというか…。ヘッドの単純なMOIとかじゃなく、たわみの復元とシャフトの動きが合わさって、長くインパクトを押す形になりやすい。これは、中・上級者ほど病みつきになるというか、現代風に見えるこのヘッドで、ここまでインパクト感を作れるモデルは珍しいです」
筆者 「それ、ぱっと聞くと【昔の古いクラブみたいな打感】に聞こえるのは気の所為ですか?」
例えるなら、マウンドの2、3メートル前から投げた速球派ピッチャーの変化球って感じかな。強く前方向に押せるので、球の曲がり始めがその分遅い。曲がっても打ち出しからじゃなくて、かなり前に行ってから少し影響するだけというか…。ヘッドの単純なMOIとかじゃなく、たわみの復元とシャフトの動きが合わさって、長くインパクトを押す形になりやすい。これは、中・上級者ほど病みつきになるというか、現代風に見えるこのヘッドで、ここまでインパクト感を作れるモデルは珍しいです」
筆者 「それ、ぱっと聞くと【昔の古いクラブみたいな打感】に聞こえるのは気の所為ですか?」
筒 「全然違う、まったく新しい。あ、でも、強いて言うなら全盛期のニクラウス選手がパーシモンで球を長く潰しまくった音に近いものがあるかも…。そういう良いイメージがフラッシュバックしますね。今日も体がなまってて打ち初めの一発目から、そういうボールを押すフィーリングを感じましたから。
ほら、体が温まって、調子がいい時にすごく長くボールを押せる【圧を入れた】インパクトって出来るようになるじゃない。『TR20』は寝起きの一発目から、そういう分厚いインパクトが出来るイメージだから、驚いたんです。村田さんも、長年の経験で飛ぶインパクトの体勢はわかってますしね!」
筆者 「クゥ〜〜村田さん、まったくヘッドのこと語ってなかったけど、筒さんの言ってることって、村田さんも同じですか?」
P編 「ふんっ、感じないわけないだろう。いちいち皆まで言わせるな、恥ずかしい!」
筆者 「………。(だから購入決めたのか、そりゃ、毎回長く押せたら曲がらず飛ぶなぁ…)」
Text/Mikiro Nagaoka
ほら、体が温まって、調子がいい時にすごく長くボールを押せる【圧を入れた】インパクトって出来るようになるじゃない。『TR20』は寝起きの一発目から、そういう分厚いインパクトが出来るイメージだから、驚いたんです。村田さんも、長年の経験で飛ぶインパクトの体勢はわかってますしね!」
筆者 「クゥ〜〜村田さん、まったくヘッドのこと語ってなかったけど、筒さんの言ってることって、村田さんも同じですか?」
P編 「ふんっ、感じないわけないだろう。いちいち皆まで言わせるな、恥ずかしい!」
筆者 「………。(だから購入決めたのか、そりゃ、毎回長く押せたら曲がらず飛ぶなぁ…)」
Text/Mikiro Nagaoka