テーラーメイドの2022年は歴史に残る『カーボンウッド』元年。極秘裏に開発の『ステルス』シリーズ、2月4日デビュー
12日、テーラーメイドが都内にて新商品発表会を開催した。発表されたのは極秘裏に開発が続けられてきた“誰も知らない、レーダーにも映らない、カーボンウッド・ステルス”。同社は22年続けてきたカーボンウッド開発をに関し「このモデルがスタートライン」とし、今後はカーボンフェースのドライバー開発のみになることを断言。チタンフェースドライバーと一線を画す姿勢を明らかにした。
1979年に創業者のゲーリー・アダムスが開発したステンレス製メタルウッドは瞬く間に世界を席巻、それまで約100年間続いたパーシモンウッド時代に終止符を打った。その後、90年代からステンレスのメタルに代わってチタンウッド時代が30年超続いてきたが、「またしてもテーラーメイドはゴルフ業界の常識をくつがえし、新たにカーボンウッドの時代を切り拓いていきます」とする。
■60層カーボンフェース+PUコーティング
前作の『SIM2』シリーズは、クラウンが6層でソールには9層のカーボンが用いられていたが、今回の『ステルス』シリーズには、60層の耐久性あるカーボンフェースが搭載された。これにより、チタンフェースと比べて約19gものフェースの軽量化に成功。生み出された余剰重量はチタン製ボディ部分に搭載され、チタンフェースの設計自由度の限界を突破した。
カーボンフェースのこれまでの弱点だった“ウェット条件だとドロップする”スピン量の問題も、表面のPUコーティングとナノレベルの表面加工で完全解決。また、カーボンならではの製造精度の高さから、『SIM2』シリーズまで採用してきた「スピードインジェクション」技術も必要がなくなったとか。
■カーボンなのに、打球音はチタンのよう!
カーボンフェースで軽量化できた分、フェース面積は『SIM』より約20%も拡大し、構えた時の安心感とワイドスイートスポットにも貢献する。そして、これまでのカーボンフェースのネガティブポイントである“打球音”も専門チームを設けて研究開発。「中音域が広く、ダスティン・ジョンソンやセルヒオ・ガルシア、コリン・モリカワにトミー・フリートウッドが何も言わなければカーボンと気づかないほど」のレベルになっていた。
また、軽量のカーボンフェースがボールに接した後、「重いボディ部が後ろから押すため、接触時間が長くなるうえに初速も出る」と言う。同社はボウリングの重い球の貫通力に例え、「静的な慣性モーメントのその先で、動的な慣性モーメントの領域に踏み込んでいます」と話す。インパクトでボールに当たる瞬間から重いボディ部が押し込む効果をこれまでにない概念で説明していた。
■モデル構成はドライバーが3機種
赤いカラーリングが採用され、奇抜なカラーリングにも思えるが、クラウンはマットブラックを採用し、『M1』シリーズ以降のツートンカラーではなく、余計な装飾は一切なくなった。シンプルなブラック塗装はヘッドをコンパクトに見せる効果もあり、契約プロの山路晶は「小ぶりなヘッドが好きなので構えやすい」と喜んでいた。
1Wラインナップは3機種で、『SIM2 MAX』の後継に位置づけられる万人に合う『ステルス』が86,900円。『SIM2 MAX-D』の後継にあたる、『ステルス』よりもドローバイアスでやさしくハイドローが打てる『ステルスHD』も同価格。『SIM2』にはなかった「スライディングウェイト」が復活して、操作性と低スピン性能を兼ね備えるセレクトフィットストア限定の『ステルスプラス』が90,200円〜となる。
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