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藤田寛之「初速も直進性も全然違う」。ヤマハ『RMX120&220』が生む“違い”とは何か?

9月の発売以来、絶好調のヤマハ『RMX』シリーズ。極大MOI(慣性モーメント)を追求する2モデルの好調な売上のワケとは。何がいいのか、改めて使用プロに聞いてみると?

2019年10月18日

 

藤田寛之「替えて飛んでるって、ツアーで噂になった」

BSオープンで絶好調の藤田。テストの成果も出ている!?
Mr.ヤマハこと、藤田寛之が『RMX120』ドライバーにチェンジしたのは、8月の「長嶋茂雄インビテーショナルセガサミーカップ」から。そして、藤田といえばツアー屈指の技巧派。小ぶりでいい顔なドライバーをヤマハにリクエストし続けてきたし、大MOIドライバーとは最も縁遠い存在にも思えるが、使用して約1ヶ月半、その実感をこう語る。(先週のBSオープン練習日で取材したが、優勝した今平周吾と1打差の2位タイだった)

「こないだも初日にすごく飛んでいて、【藤田が『RMX120』に替えて飛んでる!】って、噂になっちゃいました。実際、『RMX120』に替えてから、ボール初速も1m/s以上上がりましたし(レップの話では1.2〜1.4m/s平均で上がった)、直進性が本当に高いなと実感しています。

やはり、日々周り(世界のメーカーや若手選手たち)が進化していく中で、ついて行かないといけない。
ボクらヤマハの契約プロたちは、元々が技巧派ばかりでしたから、これまでそういうクラブをリクエストしてきましたけど、世界の進化についていく必要がある。だからドライバーも替えましたし、今やさしいアイアン(RMX120)もその延長でテストを繰り返しています」(藤田寛之)
BSオープン、練習日にクロモリ一体鋳造の『RMX120』アイアンのテストにも勤しんでおり、こちらも超好感触!
藤田は「ボクに残された時間は短いので」と、冗談を交えつつ、例年よりもペースを早めて新作の徹底的なテストを続けてきたと語る。その数は、例年の軽く数倍以上。「ヘッドだけで十数個、重量調整からシャフトまで、テスト総数でいったらどうだろう、ドライバーだけでも50パターン以上は軽く越えていますかね」と話す。(レップは50より遥かに多いと苦笑)

ここまでやるのは、ヤマハが(開発者、企画者、レップ)総出で本気だからですよ。ボクら現場も一緒に良いものを作るために、本気です。どこにも負けない未来のヤマハらしさを、一緒に作りたい。今日もかなりの数のテストをしましたけど、日々更新して良いものを作り上げていく。決して“完成”というものはないんです。我々には」(藤田寛之)

筆者が軽々しく「完成」という言葉を口にしたのに対し、「決して我々に完成はない」と、藤田は即座に否定。その表情は、少し怒気を帯びた真剣なものだった。

今平周吾 「めっちゃいい。あとは実戦テストの時間だけ」

エースのMAXデータが左。『RMX120』だと初速が1m/s以上上がり、距離も約10ヤード弱伸びた!
未来のヤマハの強みを作るための、徹底的なテスト体制。これは藤田だけでなく、今平周吾にも取り入れられていた。藤田と同様、そこに【契約してもらっている】という気遣いや忖度は一切ない。少しでも違和感があれば、容赦なく、瞬時に次の宿題がチーム・ヤマハ全体に課される。

今平も細部にわたるクラブへのこだわりは強く、なかなかGOサインを出さないくちだ。ところが、この日は重心位置をわずかに変えた2種類を打ち比べ、1本目に「すわりが何とかならないですか。少しトゥがかぶってますね」と、注文を付けていたが、微妙に違う2本目に鋭いセンサーが反応した。
今平周吾は微妙に重心位置の違う『RMX120』の2本目でエースより10ヤード近くキャリーがアップ!
「めっちゃいいです」と、驚く今平。それもそのはず。エースドライバーの初速は平均73m/s弱で、最速でも73.4m/sだったところ、今回テストした2本目は、スピン量が300回転近く減った上、最速で74.4m/sを記録。最大距離で10ヤード近くの差をトラックマンが表示していた。

『RMX120』で初速が上がるのは今平本人も知っていたが、エースを明らかに上回る数値に、頑固な男を納得させる要素は十分だった。連戦の中、スイッチするための時間さえあれば。(この週、台風で2日間に短縮されたが、今平は今季初優勝を挙げた)

「完成はない」。チーム・ヤマハのアプデ主義に共感

レップの大西氏(右)、開発の角田氏(左)と、入念にフィードバックを確認
これら徹底的なヤマハの現場主義を目の当たりにした筆者。仮説、調整、テストのサイクルが、BSオープンの練習日1日・藤田寛之だけでも数十パターン繰り広げられ、全てがデータで裏付けを取り、高速PDCAを回して核心に迫っていく。テスト後に開発の角田氏の本音を聞いたが、筆者はさぞかし辛い立場かと思いきや、真逆だった。

「(忖度なしの本気のぶつかり合い。テストも宿題も多く、大変ですね?)いえ、これが当たり前です。我々にも分からないことがありますし、藤田プロの感覚は、決して誤魔化せません。少しの調整差でも弾道結果に現れますし、プロ本人も“どんな細かい違和感も隠すことなく、全て原因はなぜか?”と聞いて来られます。プロが言語化できない少しの違和感にも必ず原因があり、そこを突きとめるため、また検証を繰り返して、プレーヤーが感知する問題の正体を突き詰めています。藤田寛之という精密試打マシーンを開発に使えるって、本当に恵まれた素晴らしい環境で、実際この高速PDCAサイクルで今まで見えなかった様々な開発ポイントが山程見つかっているんですよ(笑)」(開発・角田氏)
詳細なヘッドデータを計測するPCM編集長
この開発者の本音が、妙に筆者を安心させた。筆者を含む【PCMラボ】マニアックチームも、様々なヘッドの内部重心、シャフトの剛性計測を含めたクラブの静的なデータを膨大に集める。それだけでなく、動的なデータも動作解析の【GEARS】で可視化した上、それぞれのゴルファーのフィーリングと実際の弾道結果とのすり合わせから、クラブの特徴と性能、ゴルファー相性を見極めたいと常々思っている。

時間も手間もコストもかかるが、積み重ねるうち、徐々にクラブの性能の核心のようなものが見えてくることがある。そして、同時に見なければならない課題も増えていく。それが本質を突き詰めるために当然必要な作業であり、藤田寛之が言う「我々に完成はない」との表現がまさにピッタリ。筆者はこの日感じたことをマニアックチームで議論することにした。
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