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ケプカとデシャンボーの「犬猿対決」、笑って受け入れられますか!?【舩越園子コラム】

ケプカとデシャンボーの「犬猿対決」、笑って受け入れられますか!?【舩越園子コラム】

配信日時:2021年11月29日 12時00分

犬猿の仲をも笑い飛ばす デシャンボー(左)とケプカの因縁対決に米国の文化が垣間見える
犬猿の仲をも笑い飛ばす デシャンボー(左)とケプカの因縁対決に米国の文化が垣間見える (撮影:GettyImages)
タイガー・ウッズフィル・ミケルソンの「世紀の対決」として創設されたザ・マッチは、その後はビッグスターの夢の対戦という形で対戦相手や内容を変えながら継続されてきた。5度目の大会となった今年はブルックス・ケプカブライソン・デシャンボーの「世紀の犬猿対決」として11月26日(米国時間)に開催された。

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蓋を開けてみれば、デシャンボーが1ホールも獲れなかった一方で、ケプカは2、5、6、8番を次々に奪い、4&3で圧勝。12ホールのマッチは、わずか9ホールでジ・エンドとなった。敗北したデシャンボーは「すぐに再マッチだ!」と、即座に雪辱を誓っていたが、勝ったケプカは「以前から言っている通り、お互いリスペクトはある。間近で眺めたブライソンのショットは素晴らしく、彼はいいゴルファーだった」。そんなケプカの姿が私にとっては一番印象的だった。

そう、見るのも話すのも嫌、顔を見るのも嫌というぐらい心の底から大嫌いな相手だったら、公式な試合ではないテレビマッチでの一騎打ちにノコノコ出て来るはずはない。ケプカとデシャンボーがいろんな面で水と油のごとく相入れない部分があるのは事実だが、2人は犬猿の仲というよりも、相入れない部分をうまく逆利用しながらゴルフという興行ビジネスを盛り上げていると考えるのが妥当なのだろう。

とはいえ、世界中を見渡せば、辛辣な言葉で相手を攻撃ならぬ“口撃”し合う2人の舌戦に眉をひそめていた人々は、間違いなくいたはずである。しかし、2人のやり取りを笑い飛ばして受け入れ、挙げ句に一騎打ちのテレビマッチにまで仕立て上げたことは、ある意味、アメリカならではの文化だと私は思う。

ザ・マッチのティオフ直前、デシャンボーは周囲にカップケーキを振る舞った。カップケーキのてっぺんには、いつぞやケプカがTVインタビューに答えていた際、その背後をデシャンボーが茶化しながら通過し、露骨に不快感を露わにしたケプカの「あのときの不愉快そうな顔」が転写されたプレートが生クリームとともにデコレートされていた。

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