“飛びの溝”開発者が語る「ロフトアップ」の効果
“飛びの溝”開発者が語る「ロフトアップ」の効果
配信日時: 2014年2月17日 03時36分
テーラーメイドは13日(木)都内にてメディアを対象とした「LOFTUP+ACADEMY」(ロフトアップアカデミー)を開催。同会では同社プロダクト・ブランドクリエイション上級副社長のショーン・トゥーロン氏が出席し、プレゼンテーションを行った。
【関連記事】テーラーメイドが目指す“17/1700”による新次元の飛び
同氏はこれまで多くの革新的なクラブ開発の陣頭指揮を取り、近年では「RBZ」シリーズに搭載されたソールの“飛びの溝”「スピードポケット」を世に送り出した。この「スピードポケット」がもたらした“ロー・フォワードシージー設計”による高打ち出し・低スピンの飛びはこれまでの常識を変えたといっても過言ではない。
近年、ドライバーの反発規制による影響でボール初速を上げることに限界が見えると「打ち出し角」と「スピン量」の重要性がさらに高まっていた。また長期に渡って収集されたツアー選手のデータは「打ち出し角はより高く、スピン量はより少なくすれば飛距離が伸びる」という事実を告げており、さらに研究を進めた結果、打ち出し角とスピン量の理想値“17/1700”が導き出されたのだ。
「これまで長い期間、ドライバーの開発においてはMOI(慣性モーメント)に集中するのがベストと考えられていた。しかし研究を続ける中で誤った形であることがわかった」以前のドライバー開発では重心をヘッド後方に持っていくことで慣性モーメントを高めることが重要であると考えられていた。しかしこの理論では、ロフトを上げた場合、スピン量が増えすぎて飛距離をロスしてしまう。つまり従来のやり方では「高い打ち出し」と「低スピン」を同時に実現するのは不可能だったのだ。
しかし「スピードポケット」によって重心が前に移動したことでドライバーの理想値“17/1700”を実現できる道が開かれた。「重心を低く前に持っていくことでスピン量を減らすことができた。ロフトを上げて打ち出し角を高くすれば、飛距離を伸ばすことができる」これが同社が「ロフトアップ」を推奨する理由だ。これまでロフト角を増やせば、それだけスピンが増えてしまったが、低・前重心を実現したことでロフトを増やしてもスピンは少ない状態を維持できる。
実際、多くのツアープロたちはロフトを1度〜2.5度増やしたモデルを使用して、飛距離アップを実感している。まだアマチュアゴルファーでも“17/1700”を実現できるドライバーの開発には2,3年の期間が必要だと話した同氏だが、すでに完成品のイメージは出来あがっているという。その頃には、ドライバーのロフトは9度〜10度という常識が完全に覆っているかもしれない。
製品に関する詳細情報は公式HPを参照。お問い合わせは0120-558-562まで。
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同氏はこれまで多くの革新的なクラブ開発の陣頭指揮を取り、近年では「RBZ」シリーズに搭載されたソールの“飛びの溝”「スピードポケット」を世に送り出した。この「スピードポケット」がもたらした“ロー・フォワードシージー設計”による高打ち出し・低スピンの飛びはこれまでの常識を変えたといっても過言ではない。
近年、ドライバーの反発規制による影響でボール初速を上げることに限界が見えると「打ち出し角」と「スピン量」の重要性がさらに高まっていた。また長期に渡って収集されたツアー選手のデータは「打ち出し角はより高く、スピン量はより少なくすれば飛距離が伸びる」という事実を告げており、さらに研究を進めた結果、打ち出し角とスピン量の理想値“17/1700”が導き出されたのだ。
「これまで長い期間、ドライバーの開発においてはMOI(慣性モーメント)に集中するのがベストと考えられていた。しかし研究を続ける中で誤った形であることがわかった」以前のドライバー開発では重心をヘッド後方に持っていくことで慣性モーメントを高めることが重要であると考えられていた。しかしこの理論では、ロフトを上げた場合、スピン量が増えすぎて飛距離をロスしてしまう。つまり従来のやり方では「高い打ち出し」と「低スピン」を同時に実現するのは不可能だったのだ。
しかし「スピードポケット」によって重心が前に移動したことでドライバーの理想値“17/1700”を実現できる道が開かれた。「重心を低く前に持っていくことでスピン量を減らすことができた。ロフトを上げて打ち出し角を高くすれば、飛距離を伸ばすことができる」これが同社が「ロフトアップ」を推奨する理由だ。これまでロフト角を増やせば、それだけスピンが増えてしまったが、低・前重心を実現したことでロフトを増やしてもスピンは少ない状態を維持できる。
実際、多くのツアープロたちはロフトを1度〜2.5度増やしたモデルを使用して、飛距離アップを実感している。まだアマチュアゴルファーでも“17/1700”を実現できるドライバーの開発には2,3年の期間が必要だと話した同氏だが、すでに完成品のイメージは出来あがっているという。その頃には、ドライバーのロフトは9度〜10度という常識が完全に覆っているかもしれない。
製品に関する詳細情報は公式HPを参照。お問い合わせは0120-558-562まで。