メタルウッドカンパニーがツアーアイアンを席巻!?名だたるプロが『P700シリーズ』で結果出しすぎ!
日本では先行して『P750 TOUR PROTO(以下、P750)』『P770』を発売、その後『P730』『P790』が揃ったが、いずれもカスタム限定発売モデルと、限定品的な位置づけ。さては上手い人限定なのか!? この世界一上手いプロたちが好むアイアンをアマチュアが打つとどうなるのか?改めて本誌ギア担当の田辺を含めた3名がテストすることに。
PXGが噛み付いた、話題の『P790』がついに!テーラーメイドがカスタム対応機種を追加
米国テーラーメイドが泡入りアイアン『P790』を発表\
滅多にアイアンを替えない世界一が『P730 D・Jプロト』でいきなり爆発!
あれ?ジェイソン・デイのアイアンに溝がない!
筆者 「今年の始めにローリー・マキロイがテーラーに移籍して『P730』のプロトタイプを使い始めたよね。その後、元世界一のジェイソン・デイが『P750』に移行、マスターズではセルヒオ・ガルシアも『P750』で涙の初メジャー制覇。若手のジョン・ラームも『P750』で飛躍して世界ランクをかけ上がった。そうこうしてると日本でも『P750』と『P770』がカスタム限定で発売されたよね。なんで普通に売ってくれないの?もしかして上手い人限定なの?って、正直な気持ちがあったね」
筆者 「アイアンって、セットの核となるクラブだからさ、ガラッと替えたら普通はかなりプレーに影響が出そうなものじゃない。使い慣れたアイアンはスコアを直接的に作るものだから、替えづらいのが普通のプロの感覚だと思うんだけど、テーラーのプロたちは『P700シリーズ』に替えてことごとく世界ランクを上り詰めているのが謎なんだよ」
田辺 「ボクもかなり気になるので、がっつりテストしましょう。アイアン巧者のアマHさんも呼んで、アマチュアでも性能を体感できるのか?7Iを全機種借りてきますよ。平川カントリークラブでテストしませんか?」
筆者 「了解。でも、田辺は何度も2nd QTの出場経験があるよね、アマ資格を喪失してなかったっけ?」
田辺 「まぁ、細かいことは抜きにしましょう。打ちたくてしょうがないので!」
弾道計測器の結果から開示!ナイスショット3球の平均データはこうなった
試打ではフライトスコープ社の簡易弾道計測器『ミーボ』を使用、『TP5Xボール』でナイスショット3球のデータを平均すると、上記のような結果に。異なるヘッドスピードごとの飛距離を確認するため、ドライバー換算のヘッドスピードでそれぞれ担当領域を決めて試打を行った。
田辺はハイストレートが持ち球で、ドライバーHS45m/s換算と少し抑えめに。アマHは中・高弾道ドローが持ち球で、通常どおりのHS47m/s。筆者はドライバー換算HS43m/sに抑え、いつも通りスピン量多めのフェードでナイスショットのみを計測した。