PXG フルミルド 0311 ST “SUPER TOUR” 超プレミアムなマッスルバック アイアンを発表
PXGによると、『0311 ST 』は優れたパフォーマンスと操作性を求める熟練ゴルファーに向けて設計されたものだ。それは、他との差別化において重要な特徴である。
配信日時: 2019年9月6日 09時00分
初、真のマッスルバック
マーケティング面はさておき、それは他との差別化において重要な特徴である。競合他社の最も高価なアイアンのほとんどが、スイングスピードが遅めで、恐らく年齢も高めの富裕層に向けたものであるのに対し、PXGの新しい最高値アイアンはその括りではない。
同社が初めて送り出す真のマッスルバックアイアンは、エリートで、かつ裕福なミート率が高いプレーヤーのためのギアなのである。つまり、もともと極めてニッチなこの分野において、0311 STはさらにニッチな商品ということになる。
当然、PXGは大量に販売するつもりはない。というより、まさにそれが狙いなのだろう。希少性こそが潜在顧客にアピールするポイント。0311 ST はアイアン界の神戸牛なのだ。
0311 Super Tour の成り立ちと、コストを正当化する理由は、その制作工程にある。PXGのミルドウェッジについてご存じならもうおわかりだろう。
PXG 0311 ST は、全てトリプルフォージドビレット8260スチールからのフルミルドなのだ。スコッティ・キャメロンやベティナルディ、タイソン・ラムらのパター制作法に似ていなくもない。
各ヘッドを作り上げるのに膨大な時間をかけ(ヘッドひとつに何時間も)、その結果、他の追随を許さない高精度の製品が出来上がる。製造公差はごくごくわずかだ。
0311 ST にはマッスルバックに求める要素が全て詰まっている。周辺重量配分しているものの(PXGの特徴であるウェイトスクリュー搭載)、ヘッドはコンパクトでソールは狭く、トップラインは薄い。
オフセットも間違いなく最低限だと言って差し支えないだろう。
つまり、これぞマッスルバックなのだ。 (MYGOLFSPY JAPANでこの記事全文を読む)