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「いつかは僕も」の希望を膨らませた復活優勝【舩越園子コラム】
「いつかは僕も」の希望を膨らませた復活優勝【舩越園子コラム】
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2017年7月4日 02時51分
スタンリーが言った「本当に苦しい日々」は、皮肉なことに2012年の「フェニックスオープン」を制して米ツアー初優勝を挙げた喜びの直後から始まった。
2009年にプロ転向し、2010年のQスクール(予選会)を経て2011年から米ツアーデビュー。当時の彼は希望に溢れ、順風満帆の日々。
そんなスタンレーが初めて躓いたのは翌春だった。2012年の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で首位を独走し初優勝に王手をかけていたが、最終日終盤に大きく崩れてブラント・スネデカー(米国)とのプレーオフにもつれ込み、勝利をスネデカーにさらわれた。
悔しさと情けなさが込み上げ、人目もはばからずその場で号泣したスタンレーの姿は今でも忘れられない。そんな彼を気遣った勝者スネデカーの言葉も忘れることはないと思う。
「悔し涙は恥じゃない。戦う相手が、たとえこの地球上の僕の最大の敵であっても、あんなふうに苦しむ姿は見たくない」
スネデカーの優しさに心を癒され、立ち直ったスタンレーは、その翌週、フェニックス・オープンで堂々の初優勝を飾り、スポットライトを浴びたのだが、その一寸先は闇だった。
2009年にプロ転向し、2010年のQスクール(予選会)を経て2011年から米ツアーデビュー。当時の彼は希望に溢れ、順風満帆の日々。
そんなスタンレーが初めて躓いたのは翌春だった。2012年の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で首位を独走し初優勝に王手をかけていたが、最終日終盤に大きく崩れてブラント・スネデカー(米国)とのプレーオフにもつれ込み、勝利をスネデカーにさらわれた。
悔しさと情けなさが込み上げ、人目もはばからずその場で号泣したスタンレーの姿は今でも忘れられない。そんな彼を気遣った勝者スネデカーの言葉も忘れることはないと思う。
「悔し涙は恥じゃない。戦う相手が、たとえこの地球上の僕の最大の敵であっても、あんなふうに苦しむ姿は見たくない」
スネデカーの優しさに心を癒され、立ち直ったスタンレーは、その翌週、フェニックス・オープンで堂々の初優勝を飾り、スポットライトを浴びたのだが、その一寸先は闇だった。