【TANABEE試打番外編】スイングのクセが丸裸!? 三菱レイヨンの独自フィッティング
【TANABEE試打番外編】スイングのクセが丸裸!? 三菱レイヨンの独自フィッティング
配信日時: 2016年8月9日 02時47分
8月18日(木)から「ディアマナ」「KUROKAGE」「バサラ」などのゴルフシャフトを展開する三菱レイヨンが独自のフィッティングシステム『D-fit』サービスをスタート。会場となるのは東京都江東区にあるメトログリーン東陽町。1週間前までに電話予約を受けつけた人を対象に、毎週木曜日に無料で開催される。
ALBA.Netではサービス開始に先立ち、『D-fit』によるフィッティングを体験。ALBA本誌ギア担当の特派員TANABEEがフィッティングシステムについてレポート!
--------------------------
今回発表された『D-fit』最大の特長は、なんといっても自分の“スイングのクセ”がわかること。最適なシャフトを見つけられることはもちろん、普段の練習では見えない自分のクセがわかるのは大きなメリットだと思います。
まず、『D-fit』によるフィッティングを受ける際には、特性を伏せられた上で、9種類の違った重量、フレックス、キックポイントのシャフトを試打します。それぞれ、素振りだけを行い、1球ずつ打っていくのです。(『D-fit』専用のシャフトは黒い塗装で外観からは全く中身がわからないように工夫されています。)
1球ずつしか打たない理由は、個人が持つスイングの特徴をあぶりだすため。例えば、合わないシャフトで打つ場合、何球も続けて打てば、体はそのシャフトに合わせた振り方をしてしまいます。これでは、本来備わったスイングのクセを見ることができませんので、ぶっつけ本番で1球ずつ打っていくわけです。
尚、『D-fit』ではグリップエンドに高性能の6軸センサーが装着できるようになっており、3次元的にスイングが解析されていきます。これは既成の品のようですが、かなり高額なものだとか…。三菱レイヨンさんのフィッティングに関する本気度が伺えますね。
わずか9球を打つだけのフィッティングですので、慎重に行ってもかかる時間は10分〜15分ほどで終わります。全て打ち終わるとセンサーが計測したデータを基に、フィッティングシステムがスイング解析をはじめます。フィッティング担当者いわく、「どんな計算がされているのかはわからない(笑)」とのことでしたが、複雑な計算式が画面上に踊って、解析が進められていました。
ちなみにこの段階で、スイング解析だけでなく、そのスイングデータを基に、シミュレーションで同社のシャフト全モデル・全スペックを試打した計算を行っているようです。つまり、9球を打つだけで、あらゆるタイプのシャフト試打を終えたことになるのです。自分のスイングが持つクセを理解した上で、シャフトとの相性を判定してくれるわけですから、実際に大量のシャフトを試すよりも、信ぴょう性の高いデータが取れそうですね。
解析が終わると、まず3つのデータが表示されます。それぞれ、「ヘッドスピード」「つかまり」「ボールの高さ」を最大化するために最適なシャフト特性が表示されていて、私の場合、「ヘッドスピード」を最大化されるのは「先調子で80g台のSフレックス」、「つかまり」が「元調子で80g台のSフレックス」、「ボールの高さ」は「元調子で70g台のRフレックス」という結果でした。
さらに、その中にはどのシャフト特性が自分のスイングに影響するかが表示されています。私の場合は、一番影響があるのは「キックポイント」で、重量やフレックスの影響度は低いとのこと。つまり、重さや硬さよりも、シャフトがどのように動くかで決めるべきということのようです。
このデータは人によって、重量の影響が大きい人もいれば、フレックスが強く影響する人もいるようです。人それぞれで、注意すべき点が違うというのは新たな発見でしたし、これを知っているだけでも、シャフトの選び方が変わってきますよね。そういったシャフト選びの基準を知ることができるのは、大きなメリットだと思います。
最後にそれらのデータを総合して、最も相性の良いモデルが照会されます。私の場合は、『KUROKAGE XT』の70g台Sフレックスが良いと出ました。実際にそのシャフトを装着してスイングしてみると、違和感なく振れましたし、ほどよくつかまった直進性の高いボールが打てました。
ここまでの行程にかかった時間は約20分。フィッティングに設定された時間は50分ですから、ここからは自由にシャフトを試す時間。会場には同社が展開するシャフトの全モデル、全重量帯のものが用意されていますので、『D-fit』で選ばれたモデルから気になる新製品まで心ゆくまで試打できます。(正直、これだけでもフィッティングを予約する価値あり(笑))
『D-fit』によるフィッティング体験レポートは以上です。率直な感想は、自分のスイングのクセを知れるのは、シャフト選びだけでなく、練習にも生きますし、とても有意義なフィッティングシステムだと思いました。どんなシャフトが合うのかわからない、自分のスイングが知りたいというゴルファーの方にはぜひ試してほしいですね!
ALBA.Netではサービス開始に先立ち、『D-fit』によるフィッティングを体験。ALBA本誌ギア担当の特派員TANABEEがフィッティングシステムについてレポート!
--------------------------
今回発表された『D-fit』最大の特長は、なんといっても自分の“スイングのクセ”がわかること。最適なシャフトを見つけられることはもちろん、普段の練習では見えない自分のクセがわかるのは大きなメリットだと思います。
まず、『D-fit』によるフィッティングを受ける際には、特性を伏せられた上で、9種類の違った重量、フレックス、キックポイントのシャフトを試打します。それぞれ、素振りだけを行い、1球ずつ打っていくのです。(『D-fit』専用のシャフトは黒い塗装で外観からは全く中身がわからないように工夫されています。)
1球ずつしか打たない理由は、個人が持つスイングの特徴をあぶりだすため。例えば、合わないシャフトで打つ場合、何球も続けて打てば、体はそのシャフトに合わせた振り方をしてしまいます。これでは、本来備わったスイングのクセを見ることができませんので、ぶっつけ本番で1球ずつ打っていくわけです。
尚、『D-fit』ではグリップエンドに高性能の6軸センサーが装着できるようになっており、3次元的にスイングが解析されていきます。これは既成の品のようですが、かなり高額なものだとか…。三菱レイヨンさんのフィッティングに関する本気度が伺えますね。
わずか9球を打つだけのフィッティングですので、慎重に行ってもかかる時間は10分〜15分ほどで終わります。全て打ち終わるとセンサーが計測したデータを基に、フィッティングシステムがスイング解析をはじめます。フィッティング担当者いわく、「どんな計算がされているのかはわからない(笑)」とのことでしたが、複雑な計算式が画面上に踊って、解析が進められていました。
ちなみにこの段階で、スイング解析だけでなく、そのスイングデータを基に、シミュレーションで同社のシャフト全モデル・全スペックを試打した計算を行っているようです。つまり、9球を打つだけで、あらゆるタイプのシャフト試打を終えたことになるのです。自分のスイングが持つクセを理解した上で、シャフトとの相性を判定してくれるわけですから、実際に大量のシャフトを試すよりも、信ぴょう性の高いデータが取れそうですね。
解析が終わると、まず3つのデータが表示されます。それぞれ、「ヘッドスピード」「つかまり」「ボールの高さ」を最大化するために最適なシャフト特性が表示されていて、私の場合、「ヘッドスピード」を最大化されるのは「先調子で80g台のSフレックス」、「つかまり」が「元調子で80g台のSフレックス」、「ボールの高さ」は「元調子で70g台のRフレックス」という結果でした。
さらに、その中にはどのシャフト特性が自分のスイングに影響するかが表示されています。私の場合は、一番影響があるのは「キックポイント」で、重量やフレックスの影響度は低いとのこと。つまり、重さや硬さよりも、シャフトがどのように動くかで決めるべきということのようです。
このデータは人によって、重量の影響が大きい人もいれば、フレックスが強く影響する人もいるようです。人それぞれで、注意すべき点が違うというのは新たな発見でしたし、これを知っているだけでも、シャフトの選び方が変わってきますよね。そういったシャフト選びの基準を知ることができるのは、大きなメリットだと思います。
最後にそれらのデータを総合して、最も相性の良いモデルが照会されます。私の場合は、『KUROKAGE XT』の70g台Sフレックスが良いと出ました。実際にそのシャフトを装着してスイングしてみると、違和感なく振れましたし、ほどよくつかまった直進性の高いボールが打てました。
ここまでの行程にかかった時間は約20分。フィッティングに設定された時間は50分ですから、ここからは自由にシャフトを試す時間。会場には同社が展開するシャフトの全モデル、全重量帯のものが用意されていますので、『D-fit』で選ばれたモデルから気になる新製品まで心ゆくまで試打できます。(正直、これだけでもフィッティングを予約する価値あり(笑))
『D-fit』によるフィッティング体験レポートは以上です。率直な感想は、自分のスイングのクセを知れるのは、シャフト選びだけでなく、練習にも生きますし、とても有意義なフィッティングシステムだと思いました。どんなシャフトが合うのかわからない、自分のスイングが知りたいというゴルファーの方にはぜひ試してほしいですね!