“BRIDGESTONE GOLF”をフルラインナップで打ってみた!<3>【TANABEE試打番外編】
“BRIDGESTONE GOLF”をフルラインナップで打ってみた!<3>【TANABEE試打番外編】
配信日時: 2014年7月21日 06時02分
アイアン、UT、FWと試打を重ねてきて、ついにドライバーです。ブリヂストンスポーツの新ブランド「BRIDGESTONE GOLF(ブリヂストンゴルフ)」では“飛びのレッドゾーンへ”をキャッチフレーズに『J715 B3』と『J715 B5』の2機種をラインナップしています。
ちなみに商品説明をすると、『J715 B3』はヘッド体積460ccで安定感のある力強い高弾道、『J715 B5』はヘッド体積445ccで優れたコントロール性能により思い通りの高弾道で飛ばすことをコンセプトに開発されています。2つのヘッドを並べてみると、460ccの『J715 B3』は投影面積の大きい丸型ヘッドでかなり安心感があり、対照的に445ccの『J715 B5』はかなりコンパクトなヘッドでややハードな印象を受けました。
この2機種に搭載されたテクノロジーは大きく分けると前作「GR」から受け継がれた「パワースリット」と新たなテクノロジーである「パワーミーリング」の2つになります。前作よりもトゥ・ヒール側に広がった「パワースリット」はヘッドの大きなたわみを生み、それによって高弾道・高初速の弾道が実現。さらにフェースに施された「パワーミーリング」がボールのスピンを低減することで、より強く遠くに飛ぶ弾道が生み出されます。
また、ソール部には2箇所ウェイトが配されていますが、これは「アジャスタブルカートリッジ」と呼ばれるもので、これらを交換することでヘッドのつかまりやスピン量をコントロールすることができます。それでは体積の大きい『J715 B3』から試打していきましょう。
まず感じたのはヘッドのつかまりの良さです。ドライバーでも純正シャフトの「J15-11W」や「DiamanaR」「FUBUKI AT」など様々なパターンのシャフトで試打しましたが、一様につかまったライナー弾道になりました。コンセプト通り、操作性よりもやさしさを重視したモデルのようです。
この安定感はアベレージレベルだけでなく、プロレベルでも心強いのではないかと思います。これまでの「TOURSTAGE X」シリーズは使いこなすのに一定以上の技量が要求されているように感じていましたが、今回の「ブリヂストンゴルフ」は違うようです。これまでの中・上級者を含め、初心者やアベレージレベルのゴルファーまで幅広くカバーできるクラブに仕上げられています。
一方で、ヘッドが小さめの『J715 B5』についてはこれまでの「TOURSTAGE X」シリーズに近い流れのクラブのように感じます。コンパクトなヘッドでしっかり叩けそうな印象ですが、『J715 B3』と比較するとつかまりはややシビアですし、弾道も低めになります。その分、使いこなせれば、ボールの打ち分けもしやすいですし、ボールの強さという点ではこちらの方が上。アスリート系のゴルファーが好むドライバーに仕上がっています。
まとめると、大きめヘッドの『J715 B3』はこれまでの「GR」シリーズに近い流れ、コンパクトヘッドの『J715 B5』は「TOURSTAGE X」シリーズに近い流れのドライバーだと言えると思います。ただ両モデルに共通して言えるのは、過去最高に“反発性能”が高く、“強弾道”だと言うことです。FWやUTで感じた“ヘッド全体が反発”する感触はドライバーになるとより強く感じられましたし、単純に飛びそうなクラブだと思いました。それでいて、打感、打音といった要素も高い水準が保たれていて、かなりの完成度です。
ここまでアイアンからドライバーまでフルラインナップで試打してきて感じたことは、「ブリヂストンゴルフ」は様々な意味で“新しいブランド”になったということです。これまで「TOURSTAGE X」や「GR」「ViQ」などレベル別にブランドが存在している印象だったブリヂストンスポーツですが、「ブリヂストンゴルフ」はこの単一のブランドであらゆるゴルファーをターゲットにしています。担当者の方に話を聞いたところ、今後も様々な層のゴルファーに向けて追加モデルを発売していく意向のようですが、どのようなクラブが開発されるのか楽しみですね。
<1>ニューアイアンの試打レポートはこちら
<2>ニューFW&UTの試打レポートはこちら
ちなみに商品説明をすると、『J715 B3』はヘッド体積460ccで安定感のある力強い高弾道、『J715 B5』はヘッド体積445ccで優れたコントロール性能により思い通りの高弾道で飛ばすことをコンセプトに開発されています。2つのヘッドを並べてみると、460ccの『J715 B3』は投影面積の大きい丸型ヘッドでかなり安心感があり、対照的に445ccの『J715 B5』はかなりコンパクトなヘッドでややハードな印象を受けました。
この2機種に搭載されたテクノロジーは大きく分けると前作「GR」から受け継がれた「パワースリット」と新たなテクノロジーである「パワーミーリング」の2つになります。前作よりもトゥ・ヒール側に広がった「パワースリット」はヘッドの大きなたわみを生み、それによって高弾道・高初速の弾道が実現。さらにフェースに施された「パワーミーリング」がボールのスピンを低減することで、より強く遠くに飛ぶ弾道が生み出されます。
また、ソール部には2箇所ウェイトが配されていますが、これは「アジャスタブルカートリッジ」と呼ばれるもので、これらを交換することでヘッドのつかまりやスピン量をコントロールすることができます。それでは体積の大きい『J715 B3』から試打していきましょう。
まず感じたのはヘッドのつかまりの良さです。ドライバーでも純正シャフトの「J15-11W」や「DiamanaR」「FUBUKI AT」など様々なパターンのシャフトで試打しましたが、一様につかまったライナー弾道になりました。コンセプト通り、操作性よりもやさしさを重視したモデルのようです。
この安定感はアベレージレベルだけでなく、プロレベルでも心強いのではないかと思います。これまでの「TOURSTAGE X」シリーズは使いこなすのに一定以上の技量が要求されているように感じていましたが、今回の「ブリヂストンゴルフ」は違うようです。これまでの中・上級者を含め、初心者やアベレージレベルのゴルファーまで幅広くカバーできるクラブに仕上げられています。
一方で、ヘッドが小さめの『J715 B5』についてはこれまでの「TOURSTAGE X」シリーズに近い流れのクラブのように感じます。コンパクトなヘッドでしっかり叩けそうな印象ですが、『J715 B3』と比較するとつかまりはややシビアですし、弾道も低めになります。その分、使いこなせれば、ボールの打ち分けもしやすいですし、ボールの強さという点ではこちらの方が上。アスリート系のゴルファーが好むドライバーに仕上がっています。
まとめると、大きめヘッドの『J715 B3』はこれまでの「GR」シリーズに近い流れ、コンパクトヘッドの『J715 B5』は「TOURSTAGE X」シリーズに近い流れのドライバーだと言えると思います。ただ両モデルに共通して言えるのは、過去最高に“反発性能”が高く、“強弾道”だと言うことです。FWやUTで感じた“ヘッド全体が反発”する感触はドライバーになるとより強く感じられましたし、単純に飛びそうなクラブだと思いました。それでいて、打感、打音といった要素も高い水準が保たれていて、かなりの完成度です。
ここまでアイアンからドライバーまでフルラインナップで試打してきて感じたことは、「ブリヂストンゴルフ」は様々な意味で“新しいブランド”になったということです。これまで「TOURSTAGE X」や「GR」「ViQ」などレベル別にブランドが存在している印象だったブリヂストンスポーツですが、「ブリヂストンゴルフ」はこの単一のブランドであらゆるゴルファーをターゲットにしています。担当者の方に話を聞いたところ、今後も様々な層のゴルファーに向けて追加モデルを発売していく意向のようですが、どのようなクラブが開発されるのか楽しみですね。
<1>ニューアイアンの試打レポートはこちら
<2>ニューFW&UTの試打レポートはこちら