ライザップゴルフでは、スイング動画により、カラダが正常な動きをしているか、クラブが理想の軌道を描いているかを逐一チェックしている。自分のスイングを客観的に見て、知ることが、レベルアップへの近道となるのだ
佐々木さんの場合、レッスン当初はクラブのリリースが早いうえ、上体が起き上がってしまうため、スイングのパワーをクラブに確実に伝達できなかった(BEFORE)。そこで、柔軟性を高めて深い捻転を意識し、テークバック時に股関節で体重をしっかり受け止めることができるようになり、現在はスイングがより力強くなり飛距離がアップ、方向がより安定するようになった(AFTER)
アドレスで猫背になり、肩甲骨が開いて肩が前に出ている状態だと、バックスイングで腕が上がりにくくなる。肩関節の外旋可動域が狭いと、カット軌道になりやすい。
クラブの遠心力に引っ張られるような感覚で肩甲骨や腕が柔軟に動いているのが分かるようになり、軌道がかなり安定しました
(佐々木さん)
胸椎とは背骨の中心部で、肋骨が付着している部分のこと。ここの可動域を広げるドリルにより、下半身との捻転差が生まれ、下半身リードのスイングが実現する。この上半身と下半身の捻転差が、力強いスイングを生む。
胸椎を意識して回すのは最初難しかったのですが、正しい動きを覚えたら、クラブを楽に振っても飛距離が伸びたのは驚きました
(佐々木さん)
股関節は、前傾姿勢を維持する屈曲と、左右の体重を受け止める内旋という二つの役割を持つ。スイングに大きく影響する部分だけに、正しい動きになるドリルで改善するのが上達への近道となる。
以前は左に突っ込むクセがありましたが、柔軟性を高めるドリルで、フォローまでバランスが崩れないスイングに改善されました
(佐々木さん)
足首は股関節とも連動しているので、運動連鎖をスムーズに行うためにも、また傾斜地において安定したアドレスをするためにも、柔軟性が重要となる。この柔軟性をアップさせることで、疲れにくくもなるのだ。
足裏やふくらはぎの筋肉を意識していませんでしたが、自宅でドリルを反復するようにしたら、スイングが確実に安定しました(佐々木さん)
ゴルフクラブとフィジカルの両方の視点に立ったライザップゴルフ独自のレッスンを提案。理想のスイングに近づけるためには「カラダのバランスがカギ」と語る。
ゴルフ歴約15年。平均スコア89。年間ラウンド数30回。我流で練習していたためスコアに伸び悩み、ライザップゴルフに入会を決意。
佐々木さん(以下、佐々木) スコアも大切ですが、ゴルフは生涯スポーツだと思っています。首や腰に持病を抱える私にとって、カラダに負担のないスイングを身につけるのが最優先。そこでライザップゴルフに相談すると、スイング作りとカラダのケアの両方を取り入れたメニューを提案してくれました。それがとても良かったです。
星野トレーナー(以下、星野) ありがとうございます。レッスンをするうえで、我々が特に気をつけているのが、単なるスイングの解説者ではいけないということです。“腕を高く上げてください”“カラダをもっと回して下さい”とお伝えしても、やはりできない人はいます。体格や年齢、性別などによりカラダの柔軟性は異なります。そうしたカラダの仕組みを考慮し、どうしたらできるようになるかを的確にアドバイスできる“解決者”になるべきだと考えています。
佐々木 ゴルフスイングにフィジカルの要素を取り入れると、何が一番のメリットになりますか。
星野 カラダには、可動性の関節と安定性の関節があります。上記に挙げた①肩甲骨、②胸椎、③股関節、④足首の可動性の関節をチェックしながら、どこに可動制限があるのか、またそれによって本来安定させておくべき腰椎を無理に動かそうとしていないかなどを把握します。それらを踏まえてスイングを作ることにより、カラダに無理のない、かつ再現性の高いスイングになります。
佐々木 私は左に突っ込むくせがありましたが、股関節の動きを改善し、臀筋を鍛えることで、フィニッシュまで正常なポジションを保てるようになりました。それが奏功し、ドライバーが以前より飛ぶようになりました。
星野 ティショットはもちろん、アイアンショットも、本当に飛ぶようになりましたね。
佐々木 おかげさまで、飛距離アップを実感しています。それにラウンドしても疲れにくくなったので、スコアが安定するようになりました。レッスンとカラダのケアというライザップゴルフならではのサポートがあったからこそ、私のゴルフライフがこれほどまでに充実しているのだと思います。
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