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飲酒カート事故でゴルフ場側の過失を認める判決 セルフプレーでの酒類提供に影響がでる!?

飲酒カート事故でゴルフ場側の過失を認める判決 セルフプレーでの酒類提供に影響がでる!?

配信日時:2017年8月18日 17時00分

写真はあくまでイメージです 撮影・Getty Images
写真はあくまでイメージです 撮影・Getty Images

高裁は「ビール注文時にセルフプレー4人の誰かがカートを運転し、事故を起こすことを予見できた」

 8年前に兵庫県のゴルフ場内で発生し、助手席に乗っていた男性が重い身体障害を負ったセルフプレーによるカート事故。飲酒後の運転ミスにより引き起こされたものだが、大阪高裁は「ビール注文時にセルフプレー4人の誰かがカートを運転し、事故を起こすことを予見できた」として、ゴルフ場側の過失を認める判決を言い渡した。

 セルフプレー全盛の現代、リモコンによる自動運転カートだけでなく、自らハンドルを握りカートを操作するゴルフ場も少なくない。毎年のように死亡事故も起きているが、まだまだ多くのゴルファーが「帰りの車はだめだけど、カート運転は多少お酒を飲んでも大丈夫」という意識なのも現実。

 ゴルフ場のレストランもカートを運転する可能性があるゴルファーへ、「飲酒を控えましょう」といった張り紙などをしているが、飲酒していても何ら罰則のないゴルフ場での効果は限定的。

 今回の判決を受けて、提供する側のゴルフ場に話を聞くと、

「アルコールメニューやポスターには必ず『お車で来場のお客さまへのアルコール類提供は硬くお断りしております』のメッセージを載せ、お客さまには注意喚起をしております。今後も引き続きカートも含む飲酒運転防止の啓蒙に努めてまいります。」(大手ゴルフ場運営会社)

 と、今後の対応について話す。

 みんなで楽しくお酒を飲んでラウンドするのは楽しいが、カートのハンドルを握る可能性があるゴルファーは、絶対に昼食時の飲酒を控えてほしいものだ。

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