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ブルックス・ケプカがスイングで大切にしていること

全米オープン2日目に首位に立ったブルックス・ケプカ。そこで、ナイキが公開するPRO TIPSから、ケプカ本人が語るスイングで大切にしていることを紹介。動画を見たい人は最終ページからGO!

配信日時:2017年6月17日 15時27分

全米オープン2日目、)首位に立ち笑顔を見せるブルックス・ケプカ(写真・GettyImages)
全米オープン2日目、)首位に立ち笑顔を見せるブルックス・ケプカ(写真・GettyImages)

基本を再確認する (飛びと方向の両立)

アドレスではなるべく重心を高くして構え、フェードを打つため、ヘッドを外側に上げる

アドレスではなるべく重心を高くして構え、フェードを打つため、ヘッドを外側に上げる

ボクの考え方はとてもシンプル。アドレスが正しければ、スイングも正しくなる。土台を広くして、高く構えることが第一。

どこを向くかもポイントです。ボクはフェードが打ちたいので、目標より左を向いて構えます。そうすると、テークバックでヘッドをグリップの外側にキープできます。
トップはコンパクトに収めるとフェードが打ちやすい。体の正面からクラブを外さず振るイメージで、左に回転していく

トップはコンパクトに収めるとフェードが打ちやすい。体の正面からクラブを外さず振るイメージで、左に回転していく

ボクはトップで上げ過ぎるクセがあるので、小さめにするように心がけます。そうすると、ダウンスイングでクラブを外から下ろすことができます。

クラブを体の正面から外さずにダウンスイングができれば、ターゲットの左に振り抜くイメージで、両肩を思い切り回すんだ。回転を止めたり、体重を後ろに残すのはNG。

FWキープしつつ飛ばす方法 (飛びと方向の両立)

狭いホールだからといって、緩めて振ることはない。ティアップを高めにしてしっかり振り抜く

狭いホールだからといって、緩めて振ることはない。ティアップを高めにしてしっかり振り抜く

ボクは飛距離が常に十分出るので、いつもフェアウェイキープを意識するタイプです。100%の力で打つことはありません。大体いつも90%ぐらいのイメージです。

面白いのが、ボクは狭いほど強めにヒットします。高めにティアップし、ドライバーのソールが芝や地面の状態に影響されないよう気をつけます。右サイドに池があるとか左サイドにOBがあるとか気にして手加減するゴルファーがよくいますが、いつも通りのイメージでより強く振った方が、ボクはいいショットが打てます。

球筋を操る (アイアンの弾道操作)

ケプカは球の高低を操作するタイプ(左) 高い球を打つときはどんな番手でも左足寄りに球を置く(右)

ケプカは球の高低を操作するタイプ(左) 高い球を打つときはどんな番手でも左足寄りに球を置く(右)

ボールを操るのが好きです。低め、高め、中弾道などを、打ち分けるのが大好きです。

同じショットは2つとありません。風向きもピンの位置も毎回違いますから。

高い球を打ちたいとき、ボールはスタンスの前(左足)寄りに置きます。4番アイアンだろうが、ピッチングウェッジだろうが同じこと。わずかにボールを遅れてとらえるイメージを持っていますが、ドローを打つときと同じです。高い球は大体ドローのイメージで打っています。

ドローを打つ (飛びと方向の両立)

ドローを打つ際は、スタンスの向きを右に。トップでは半秒長く待ち(右上)、右肩の回転を止めずに打つ(右下)

ドローを打つ際は、スタンスの向きを右に。トップでは半秒長く待ち(右上)、右肩の回転を止めずに打つ(右下)

ドローを打つのは簡単です。力まず、いつもよりやさしく振るだけ。

目標より少し右を向いて構えますが、他はなにも変えません。ただ、トップでの間を少し長くしています。半秒長く待つイメージです。あとはダウンスイングでただ振り下ろすだけ。

ポイントは右肩の回転を止めずにボールを打ち抜くこと。ボクの場合は胸を回すように意識をしています。

スプーンを打ちこなす(FWの基本)

スプーンでも上から叩きにいく。アマチュアは手ですくい上げようとしてうまく打てない

スプーンでも上から叩きにいく。アマチュアは手ですくい上げようとしてうまく打てない

3番ウッドでは、ほとんどのアマチュアが球を上げようとして、手ですくい上げて打っています。でも、プロは球を上から叩きに行きます。

球をめがけてヘッドを打ち下ろすのが3番ウッドをうまく打つカギ。飛距離も出るし、安定した軌道で球も上がりますよ。

ウェッジを自在に操る(スピン量を増やすコツ)

スピンをかけたい時、「フェースの真ん中でとらえる」意識はなく、ヒールから入れてきてトゥを抜けるイメージで打つ

スピンをかけたい時、「フェースの真ん中でとらえる」意識はなく、ヒールから入れてきてトゥを抜けるイメージで打つ

ボクはウェッジでスピンコントロールするのが大好きです。

まず、全力で打たないことが第一。ボクにとってはスリークォーターか、75〜80%でのスイングがベストです。

ヒールから入れてきてトゥから出すイメージだと出球はやや低めで、スピンが効いた球が打てます。ほとんどの人はそのことを知らずに、フェースの真ん中で打とうとします。
鋭角にコンタクトしてスピンをかける感触を養うため、クロスハンドで練習することも

鋭角にコンタクトしてスピンをかける感触を養うため、クロスハンドで練習することも

40ヤード以内のショットではクロスハンドを試すことも。左手を下に握り、何発か打ってみます。

この打ち方はヘッドローテーションを感じながら、地面を鋭角に叩くイメージが鮮明に描けて、ヘッドが抜けるときにボールにスピンがかかる感触が両手から伝わってきます。この感触を得るためにクロスハンドで練習をするのです。

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