PGAショーが現在開催中。やっぱり米国人は発想が豊か!?
PCM編集長・村田辰也(以下、P編) 「なんか大雪でフライトが遅れたりして大変だったようだね。でも、君が行ったとしても英語は話せないし、怪しい工作員みたいな見た目だし、行く意味がないだろう。だって、君はモノ書きのくせに言葉遣いは酷いし、誰にも忖度しないし、実は日本語も怪しいんじゃないのか?」
筆者 「今日はのっけから本音で来ますね…(泣)」
PCM筒康博(以下、筒) 「PGAショーに行けば楽しいとは思いますけど、見つけた商品が日本で発売されるかどうかも分かりませんし、情報価値という点ではどうなんでしょうか。長岡さんのことだから、どうせ行ったらキワモノばかりに注目して、一般人を置いてけぼりにするでしょう?」
筆者 「腹立つなぁ、その言い方。当たってますけど…。それはそうと、やはり日本人が大挙してPGAショーに行く主な理由は、海外、特にアメリカの人たちがイノベイティブな商品を創り出すという期待が大きいんじゃないでしょうか。だって、Microsoftに始まり、Apple、Google、Facebook、Amazon…、みんなアメリカ発の企業です。先進の破壊的なサービスで、それまでの常識を覆す事例を我々は山のように目にしていますから、期待しちゃうんでしょうね。そして、そのサービスの恩恵を受けて我々は当たり前のように生活しています」
P編 「まぁ、そうだね。合理的だよね、彼らは。国籍で言えばアメリカで生まれたんだろうけど、もう世界が一つになっているこの現代に、何人だからとか関係ないよ。サービスでも商品でも、人間の生活を豊かにしてくれる価値物であれば、瞬く間に世界のスタンダードになる世の中だ。発想の豊かさで既存の不便さを解消する新しい価値物を生み出した者勝ちだね」
筆者 「今日はそんなアメリカ発の老舗パーツブランドを取り上げたいなと。PGAショーに出品されたてとかじゃなく、もう日本で買えるイノベイティブなモノ…。フォーブスが代理店をしている『KZG』の新商品のウッド型UTですね」
P編 「はたして、コレをウッド型UTと呼んでいいのか?その範疇は遥か凌駕しているが…」
カスタムパーツの米国老舗『KZG』が、ウッド型UTなのに42度を発売
筆者 「コレって、メーカーホームページを見る限り、『H370 TOUR』が載ってますが、『H370』はれっきとしたウッド型UTなんですよね?なんじゃ、この見た目。まだホームページには記載されていませんが、ロフト42度???なんでそんなロフトのUTが必要なんだろう……」
筒 「メーカーに聞くと、42度の他にも18、22、26、30、34、38度のロフト展開があるようです。球の上がりづらいシニアゴルファーや女性用に開発したようですね」
筆者 「FPが超出ているので、シルエットとしてはまん丸ですよね。9Wとか、11Wとかのショートウッドよりもはるかに出っ刃な印象です。ボクも村田さんと同じくらいの距離ですが、驚いたのはフェースの開きやすさです。まん丸なシルエットなので、フェースをガンガン開いて打てます。それによって、距離を自在に落とすことができます。1本で何でもできちゃう感じ」
筒 「やっぱり狙い通りだ!村田さん、これでアプローチしてみてください」
P編 「おっ!転がしやすいし方向性がいいよ。そうか、アプローチイップスである私のためにこのクラブを組んでくれたんだね?」
筒 「そういうことです。長岡さんもアプローチしてみて」
P編 「口の悪い男だな、見た目が気持ち悪いのは君だろ!」
筆者 「あなたの方が口が悪いでしょ、見た目なんてどうしようもないでしょうが!」
P編 「君は見た目どころか、中身も性格も悪いだろ!その点、このクラブは性格がいい。結果を出してくれるからね」
筒 「まぁまぁ。村田さんも本質を突き過ぎですよ。仲直りしてください」
筆者 「……(チクショー、覚えてろよ…)」