ファーヒルズ朴セリ選手権
「遅いのが悪かったけれど…」 稲見萌寧がスロープレーにより2罰打
稲見萌寧がスロープレーによる2罰打を科され「74」と落とした。
配信日時: 2024年3月24日 02時22分
Round 3 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -9 | 申ジエ |
1 | -9 | アリソン・リー |
3 | -7 | ガブリエラ・ラッフルズ |
3 | -7 | ネリー・コルダ |
3 | -7 | イン・ルオニン |
3 | -7 | マリア・ナム |
7 | -6 | ジェマ・ドライバーグ |
7 | -6 | アリセン・コープス |
7 | -6 | チャーリー・ハル |
7 | -6 | ジャスミン・スワンナプーラ |
<ファーヒルズ朴セリ選手権 3日目◇23日◇パロス・ベルデスGC(カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
稲見萌寧が大会3日目に、スロープレーにより2罰打が科せられた。9番をボギーで終えると競技委員からその旨が伝えられ、トリプルボギーとなった。
ツアーによると、稲見は4番でプレー遅延による警告を受け、9番から計測を開始した。タップインを除いて各ショット40秒が持ち時間となるが、稲見は合計10秒以上オーバーしたため、LPGAペースオブプレーポリシーに基づいてペナルティを与えることを決定。ホールアウト後、アテストテントで稲見が抗議をアピールしなかったという。
この日はキム・アリム(韓国)と2サムでプレー。後半8番で「ごちゃごちゃで時間がかかっていた」と両者ともにボギーとした。そしてそのドタバタは続き、持ち時間をオーバーしたことで罰打が科せられた。
「うまくいかなくて、難しいところに行ったりで、ふたりして時間がかかっていた。『早くして』と(競技委員に)言われて早くしていたけれど、追いつかなかった。(計測を)理解できていなくて、分からないままプレーしていた。それもトラブルが2回続いちゃった」
スピーディなプレーを心がけたが、“最悪”の結果となり、稲見のみが処罰された。「遅いのが悪かったけれど、ちゃんと理解できていたら…」と反省する。
この日は5バーディ・5ボギー・1トリプルボギーの「74」と出入りの激しい一日になった。「自分のゴルフ自体は悪くなかったけれど、コースやショートゲームが難しくてボギーになった」と振り返る。ショットの好感触は、バーディを5つ奪えていることにも表れている。「伸びしろだと思って頑張る」と最終日のチャージを目指していく。
“洗礼”ともいえるペナルティについても、「経験しないと分からないこともある。勉強だと思って、絶対次からはないように気をつけたい」と、反省しながらも前向きにとらえる。新たな学びを得て、また一回り大きくなっていく。