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狙い方 実例集
パー3で一番難しい『打ち下ろし』ではどこを狙うのが正解? 持つ番手にも要注意【狙い方実例集】
パー3で最もティショットが難しいとも言える『打ち下ろし』。距離感だけでなく、ターゲットの作り方がポイントになる。
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時:2023年11月27日 09時25分
約150ヤードのパー3。グリーンはティーイングエリアより約10メートル低い位置になっていて、グリーン手前にはバンカーがある。
残り150ヤードの打ち下ろしなら、打つ距離は140ヤード。グリーンではなく空中にターゲットを設定
パー3のティショットは、もちろんグリーンを狙うのですが、打ち下ろしのときにグリーン面ばかり意識してしまうと体が突っ込んでミスをしやすい。だから、プロゴルファーは空中にターゲットを作っています。
例えばピンの先に見える高い木でも良いし、鉄塔や電線でもOK。何も目標物がないときは最高到達点をイメージして打つだけでもスイングのバランスを崩しにくくなります。
距離の目安は表示からマイナス10ヤード前後。1番手小さいクラブで打つのがセオリーですが、風の影響によっても番手は変わります。打ち下ろしのホールは風が舞っているので風の影響が大きい。風で飛距離が落ちるアゲインストならそのままの番手、フォローなら2番手下げる選択肢もありです。
今野康晴
いまの・やすはる/1973年生まれ。日本ツアー通算7勝をマークし、2005年には賞金ランキング2位に。戦略的なゴルフでマネジメント術に長けた選手として活躍。現在は若手選手の指導も行う
杉澤伸章
すぎさわ・のぶあき/1975年生まれ。2002年から丸山茂樹の専属キャディとしてPGAツアーに参戦。宮里優作の初優勝時のキャディをつとめ、現在もスポット参戦で岩﨑亜久竜などとコンビを組む
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