そんな中、ベテラン宮本勝昌のバッグに刺さった見慣れぬウッド類に目が釘付けになった。新製品のプロトタイプと思しき黒塗りヘッドで、『TOUR B XD-3 P40-1』とドライバーに刻印されていた。
ツアー担当者に聞くと「プロトタイプなので、詳しくはまだ話せません」とは言いつつ、いくつかヒントを与えてくれた。「今回のプロトタイプは契約プロから非常に好評です。宮本勝昌プロはスピン量が約300回転減っていて、距離は約5ヤード伸びたとご満悦です」とのこと。
構えた形状は、丸みのある投影面積の大きなタイプ。クラウンには異素材複合の痕跡が認められ、珍しいストライプ柄になっている。おそらく、カーボンコンポジットだと思われるが、これも「トップシークレットです」と、担当者はピリピリしていた。また、現行の『TOUR B XD-3』はカチャカチャではなく接着だったが、新しいプロトタイプにはカチャカチャが復活!?
宮本勝昌の他にもこの新しいプロトタイプに替える契約プロが多数おり、「今年は『TOUR B』に注目しないと大変なことになりますよ」と、担当者は怪しいコメントを残してその場から去った。今季の『TOUR B』使用プロの動向には要注目である。