⇒イーデルゴルフ開発のワンレングスアイアンは誰向きか?
その名の通り「トルクバランス」とディビッド・イーデルが名付けたヘッドの重心バランスが最大の特徴だ。「シャフト軸線に近いヒール部にヘッドの重量を集中させることでヘッドの重心角は何と180度近くになります。机にパターを置くとトゥが上を向くトゥアップ状態になります(普通はブレード型などはトゥが下に向く)。この重心バランスのおかげで、シャフトのトルクなどに左右されてフェースが開閉することなく、テークバックからフィニッシュまでフェース面をスクエアに保ちやすくなっています。ほぼシャフトを振るのと変わらない感覚でストロークできます」(スイングコーチ&クラフトマン筒康博)。
さらに驚きなのが、通常グリップエンドに近いところにウェイトを挿入してカウンターバランス効果を図るところだが、グリップ先端部にウェイトを入れることで手元の安定感をはるかに高めている点だろう。インナーウェイトを開発することで、ストロークの再現性を格段に高めている。このモデルはソールのヒール側に配置したウェイトを調整して振り感を調節できるのも強みだろう。
構えた時のフェース面の好みで3種類のヘッド形状から選べば、最適なストロークが可能となる。カラーバリエーションもあり、細かいカスタマイズもフィッティングを行いオーダーすることで可能となる。他にもレンガの意味のついたブラックカラーの『BRICK』ヘッドを選ぶこともできる。
パッティングで一番難しい真っすぐフェースを保つことを容易に叶えてしまうパターが、全英オープンのグリーンでどのように威力を発揮するのか注目してみるといい。
