目玉はついに日本での発売が決定した新ボール『20XI(トゥエンティ・エックスアイ)』。このボールは革新的な新開発コアテクノロジー「RZN(レジン)コア」を採用。一般的なゴルフボールではコアの素材にラバーを採用しているが、「材料が変わらなければ、大きな進化はない」(ゴルフボール開発ディレクター、ロック石井氏)という観点から、高反発素材である樹脂に着目し開発された。
この新しい素材を使ったコアが大きな反発を生むことで、ボールの初速が上がり飛距離性能がアップ。またコアの比重は軽量化され、カバーの比重が重くなったことにより、重心を外側に配することが可能となり、高い慣性モーメントを実現。これによりドライバーではスピン量を減らして風に強い弾道を生み出し、滞空時間が長い大きなキャリーを実現した。また、ボールの構造と高い慣性モーメントの相乗効果でドライバーでは低スピン、アイアンやウェッジでは高いスピンコントロール性を発揮するという。
『20XI』にはアウターカバーの硬さとコンプレッションの違いで、高スピン性能を追求した『20IX-S』と飛距離性能を追求した『20IX-X』の2タイプがラインナップ。Xを使用する契約プロの深堀圭一郎は「初速が速い。あきらかに今までのボールとは違う」、Sを使用する原口鉄也は「ドライバーを打った瞬間、手にすごい圧力を感じた。今までのボールとは全然違うタイプのボール」とその革新性を高く評価。開発者のロック石井氏によれば「ヘッドスピードが40m/sあれば初速の変化は体感できる」そうでアマチュアゴルファーにも、その革新性を感じ取ることが可能だという。
ナイキゴルフと契約するプロコーチの鶴見功樹氏も「初速の速さはたとえヒールに当たってしまった時でも体感できると思う」とコメント。実際に氏がディレクターを勤める宮崎県のフェニックスゴルフアカデミーでも生徒たちが初速アップの効果を体感しているそうだ。
ナイキゴルフが満を持して発売するこの新ボール。北米では今年の4月にはリリースされていたが、日本では来年の2月11日(土)にようやく正式に発売される。価格はオープン。詳細はナイキゴルフの公式ホームページを参照。お問い合わせはナイキお客様相談室、0120-500-719まで。