【ギリギリ全開】の中身を説明するのは、とても面倒くさい
PCM編集長(以下、P編) 「そうだね。壇上で説明してくれた山本副社長にいろいろとオフレコ話は聞いたけど、あくまでもオフレコだからなぁ…」
PCM筒康博(以下、筒) 「危険な話しはやめましょう。書ける範囲で!」
筆者 「では、まずドライバーから見ていきます。何が変わったのか?どんなメリットがあるのか?ゴルファーとしては、そこにしか興味がないと思いますので、端的にまとめますね」
分かりやすく、大きく変わった点は下記↓
【2】『RS-F』ドライバーのクラウンがカーボンに⇒打球音が低くこもった音に
【3】ウッドシャフトが『ディアマナBF』コスメに⇒INSPECの純正じゃなくなった
【4】FW、UT、アイアンの下部ヒットに強くなった
【5】アイアンが2機種とも小ぶりになった
筆者 「簡単に言えば、ドライバーヘッドで大きく変わったのは、フェースの反発だけですね。ギリギリを高めてきたというのがプロギアの言い分ですが、これは打ってみないと確認出来ません。そして、【変えていない】とハッキリ言っていたのが、形状や重心位置の部分。顔やシルエットは敢えて変えたくなかったとのこと。これは、裏返せば、【顔や深重心設計自体は変える必要がない】ということですね」
P編 「まぁ、同じ『RS』というモデルで、毎年顔がコロコロ変わったら、買い換えるユーザーとしてはキツイからね。変えなくて正解じゃないの?」
筆者 「でも、反発性能は打たなきゃ変わったか分かりませんが、顔やコスメは分かりやすく変わった感が伝えやすいですけど…」
筒 「それだけ、熟成してきて変える必要がないとの自信の表れじゃないですか」
筒 「元々『RS 2017』自体が広いですからね。それに、細かい打点をチェックしたわけではないので、160%かどうかは分かりません…」
高初速エリアについての資料が…
筆者 「こういうメーカー発表資料っていうのは、我々メディアには確認の取りようがないので、そのまま伝えるしかないんですけど、確かにCOR0.810以上の232平方ミリ自体は、1円玉以下です。でも、CT245以上のエリアは416平方ミリもありますよ?倍近いので、500円玉強くらいのサイズはあるでしょ。3位のモデルの倍以上とのことですが、コレ、どこだろう…。ミズノ『MP』か、キャロウェイ『GBBエピック』かなぁ。2位は『ローグスター』だと思いますよ?」
筒 「……。(分かんないって!)反発やCTについては、プロギアの言い分の確認の取りようがないです。今回CT値をペンデュラム式じゃなく、自社で同様の計測が簡易に高速にできる機材を開発し、ヘッド全数検査を引き続きやっているとのことですから」