筆者　「女子プロたちが最近、気になるビームを練習グリーンで発射していますね。美人モデルの三枝こころさんなんかも、ビームを発射しているようです。お二人はご存知ですか？」

PCM編集長（以下、P編）　「なに！？美女がコースでセクシービーム発射だって？それは事件だね」

PCM筒康博（以下、P筒）　「いや、パッティング練習用のレーザービームでしょ？MASAの『レーザーコーチ』というパッティング練習器ですよ。これ、いま量販店でもかなり売れてますよ。みんなパッティングの向上は永遠のテーマですから。長岡さんには特に聞いてほしいのですが、300ヤードも30センチも同じ1打ですからね！」

筆者　「筒さん、当たり前すぎて面白くないです。 しかも、飛ばしのことばかり考えてるわけじゃないし、ボクはパットに悩んで自己解決してきたので、自信はありますから」

P編　「君の自信はどうでもいいから、その『レーザーコーチ』とやらを見せてよ。私は最近ちょっとショートパットで引っかけが多くてね。改善できるか試してみたい。プロはどういう使い方をしてるの？

今週、気張ってほしい、有村智恵プロ。ターゲット側に大きくレーザーをヨコ向きに

同じく今週気張ってほしい、佐伯三貴プロ。Instagramから

P筒　「佐伯三貴プロ、有村智恵プロは、レーザーをヨコ向きにして使用していますね。メーカーはこのヨコ向きのレーザーの使い方で以下の２つのメリットを説いてますね。【１】パターのスイートスポットの方向の動きをレーザー光のラインで示しますから、インパクトする時に少しでもフェース面が目標方向からずれていれば、ハッキリそれを自覚できます。ボールにインパクトする時に、レーザー光のラインが目標方向に沿うように繰り返し練習しましょう。【２】パターフェース前方のレーザー光の長さをバックスイング幅に調整し、レーザー光の先端がボールに当たるまでバックスイングすれば、正しいバックスイングの振り幅や距離感が習得できます。と」

P編　「なるほど。平たく言えばインパクトの時のフェース向きと、振り幅を視認するためにヨコ向きにレーザーを使うんだね。てっきり、レーザーが真っすぐだから、ヘッドを真っすぐ引くためのガイドかと思ったよ」

筆者　「ボクも一瞬そう思いました。でも、ヘッドを真っすぐに引くことに意味ナシ派なので、メーカーの説明を聞いて安心です」

P筒　「自分の視界の中で真っすぐ動いて見えても、実際は緩やかなイントゥインですからね。それに、この機械はシャフトに添わせて付ける機械だし、微妙に位置がシャフト軸からズレているので、厳密にシャフトの動きだとも言えませからね。あくまでも視覚的なガイドでしょう」

P編　「能書きはいいから早くテストしよう。私はショートパットに困ってるんだ。次のコンペが近いんだよ！」

筆者　「は、はい……。（P編のコンペなんてどうでもいいわ！）」