PGAツアー
米国男子
アーノルド・パーマー招待
2戦連続Vへ“耐えた” 松山英樹が見せたクレバーな“セーフティ・パー”
昇格大会「アーノルド・パーマー招待」は第3ラウンドが終了。松山英樹は2打差の4位タイで終えた。
配信日時: 2024年3月10日 00時04分
Round 3 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -9 | シェーン・ローリー |
1 | -9 | スコッティ・シェフラー |
3 | -8 | ウィンダム・クラーク |
4 | -7 | ラッセル・ヘンリー |
4 | -7 | 松山 英樹 |
4 | -7 | ウィル・ザラトリス |
7 | -6 | ハリス・イングリッシュ |
8 | -5 | ローリー・マキロイ |
8 | -5 | マックス・ホーマ |
8 | -5 | サム・バーンズ |
<アーノルド・パーマー招待 3日目◇9日◇アーノルド・パーマーズ ベイヒルC&L(フロリダ州)◇7466ヤード・パー72>
途中スコアを落としながらも終盤で盛り返し、首位と2打差で迎えた最終ホール。松山英樹のティショットは右の深いラフにすっぽりはまった。目の前に広がる池はグリーンの右まで食い込む状況。ここで松山がクレバーな作戦に出た。
「ダボで上がれる保証もなくなる」と池ポチャを警戒し、左のフェアウェイに出す安全策を取った。するとピンまで93ヤードの3打目を60センチにつけ難なくパー。「ムリをしても仕方ない」という思いでパーセーブ。3バーディ・3ボギーのパープレーで順位こそ下げたものの、首位と2打差の4位タイで1日を終えた。
序盤は強い風にも苦戦し2ボギーが先行。この日の初バーディは13番でようやく訪れた。パー4の2打目をもう少しでカップインという位置につけ楽々バーディ。15番ではバンカーの目玉もあってボギーとしたが、16番、17番で連続バーディ。そしてナイスパー締め。出場2試合連続優勝に向け、表情も引き締まる。
「風が吹いて難しく感じたし、自分の状態もショットもパッティングもアプローチも全部なかなかいいものが出せなくて苦しかった」というラウンドでも、最低限の結果を出せるのは好調の証し。大会前から発症している腰の痛みや手にも痛みがある中でも、「ジェネシス招待」の優勝で久しぶりに得られた優勝の“味”と“安心感”で、今大会も落ち着きが際立つ。
ジェネシスに続く昇格大会の連勝へ。「風次第だと思うけど、そんなにビックスコアが出ることはないと思うので、しっかりと粘り強くいきたいと思う」。粘りのプレーはこの日、実証済み。今季V2、米ツアー通算10勝目をつかみにかかる。