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4度目の年間王者へ!R・マキロイは“腰のケガ”をおしての出場も「70」をマーク
3度の“年間王者”に輝いたローリー・マキロイ(北アイルランド)が腰にケガを負っていることが分かった。
配信日時:配信日時: 2023年8月24日 23時51分
Round 1 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -10 | キーガン・ブラッドリー |
1 | -10 | ビクトル・ホブラン |
1 | -10 | コリン・モリカワ |
4 | -9 | スコッティ・シェフラー |
5 | -8 | アダム・シェンク |
5 | -8 | ラッセル・ヘンリー |
7 | -7 | マシュー・フィッツパトリック |
7 | -7 | ジョン・ラーム |
7 | -7 | ローリー・マキロイ |
10 | -6 | ウィンダム・クラーク |
<ツアー選手権 初日◇24日◇イースト・レイクGC(ジョージア州)◇7346ヤード・パー70>
3度の“年間王者”に輝いたローリー・マキロイ(北アイルランド)が腰にケガを負っていることが分かった。
ツアー選手権の初日、マキロイは会場のイースト・レイクGCに到着するとそのまままっすぐに腰のケアを受けるためにトレーラーに直行、スタート前に打ったボールは約20球だったという。その20球も痛みで顔を歪めることもあり動向に不安が走った。
痛めたのは今週初め、自宅でトレーニングをしていたときのこと、以来初日の朝までボールは打たなかったという。痛めたのは背中の下部〜腰の筋肉で、スイングスピードは通常よりずっと遅くなりショットの合間にはストレッチをする姿があった。
最終組の1つ前、午後1時49分(米東海岸時間)にジョン・ラーム(スペイン)とスタート。1番のティショットを打つとすぐにPGAツアーのルールオフィシャルと話し込み、プレーの遅延にならなければ自身のトレーナーとツアーのトレーナーからラウンド中に治療を受けられることを確認してプレーを続行した。前半は2つのボギーでバーディなしで折り返したが、後半は4つのバーディを奪い2ボギーで「70」とイーブンパーにまとめた。プレー中はフィニッシュで左手を離すこともしばしば、歩くのにも痛みがあるしぐさが確認された。
「シーズン終盤には疲れからヒップの右側が張ってくる」とマキロイ。「火曜日の朝、とても張りを感じていたままジムで何かを持ったときに、右側に大きな痛みが走った」と説明、その後治療を受けてかなり回復したという。この日はスタートタイムの6時間前にコース入り、冷水で冷やすなど「できることはぜんぶやった」という。「とりあえずいけると思ったのでやってみることにした。あとはコースでどう感じるかが問題だ」と話した。
マキロイは22−23シーズンは昨年10月の「CJカップ」、今年7月に「ジェネシス・スコットランド・オープン」の2勝、「全米オープン」、「アーノルド・パーマー招待」の2位を含むトップ10は12回、フェデックスカップポイントは3位で最終戦を迎えた。
この初日を終えて7アンダーは、トップと3打差の7位タイ。昨年は最終日に「66」をマークし6打差を逆転、2016年、19年に続く3度目の年間王者に輝き、ボーナス1800万ドル(約26億円)を獲得した。
「2日目まではまだ18〜20時間ある。回復できれば・・・」と願うと、再びケアに向かった。もし今週のツアー選手権を棄権すると今季のフェデックスカップは30位でシーズンを終えることになる。(文・武川玲子=米国在住)
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