タイガーがマスターズで会見 ジェネシス招待は予選カットあり? LIV54ホール問題、72ホールプレー保証に持論
大会5度の優勝を誇るタイガー・ウッズ(米国)が会見に出席し、ツアーを取り巻く諸問題について持論を展開した。
配信日時:配信日時: 2023年4月4日 22時30分
<マスターズ 事前情報◇4日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
今季メジャー初戦の「マスターズ」の開幕を2日後に控えた4日、タイガー・ウッズ(米国)が会場のオーガスタ・ナショナルGCで記者会見に臨み、2月の「ジェネシス招待」以来の公式戦出場に「この大会は僕にとって本当に特別。じっくりと休養と調整を続けてきた」と満を持しての出場に意欲をみせた。
前日はフレッド・カプルス(米国)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)、トム・キム(韓国)と後半の9ホールをプレー。この日は早朝から再びカプルスとジャスティン・トーマス(米国)と3人で前半の9ホールをプレーした。「ここで再び戦えることはとてもうれしい」と多くのパトロンに囲まれながらも終始リラックスした表情をみせた。
会見では来季、大きく変わるPGAツアーのスケジュールに言及。来季は4大メジャー、「ザ・プレーヤーズ選手権」、「フェデックスカップ・プレーオフ」に加え8大会の“格上げ大会”が実施され、自身がホストを務めるジェネシス招待は今年に続きその“格上げ大会”で出場人数は70~80人となり「予選カットなし」での大会の一つとなることがジェイ・モナハン会長が選手に送ったメモからわかっている。
ところがタイガーはこの「予選カットなし」の大会には反対の立場。ジャック・ニクラス(米国)がホストする「メモリアル・トーナメント」とともに、「今もジェイ、ツアーの理事会と話し合いをしているところだ」と決定事項ではないとした。
サウジアラビアの政府系ファンドがバックアップする「LIVゴルフ」は出場48選手で、54ホールの予選落ちなしの大会を実施。これに異論を唱える立場のタイガー。「その週にいいプレーをしなかった選手はその代償を支払うべき。つねに72ホールを保障されるべきではない。予選カットは必要だ」と展開した。
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