PGAツアー
米国男子
マスターズ
日程 2022年4月7日-4月10日賞金総額 ―
TV/ネット放送予定好調二人の明暗を分けた“勝負勘”と3番&12番ホール【今田竜二のマスターズ現地リポート】
好調二人の明暗を分けた“勝負勘”と3番&12番ホール【今田竜二のマスターズ現地リポート】
所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka
配信日時: 2022年4月11日 09時13分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -10 | スコッティ・シェフラー |
2 | -7 | ローリー・マキロイ |
3 | -5 | キャメロン・スミス |
3 | -5 | シェーン・ローリー |
5 | -4 | コリン・モリカワ |
6 | -3 | ウィル・ザラトリス |
6 | -3 | コリー・コナーズ |
8 | -1 | ジャスティン・トーマス |
8 | -1 | イム・ソンジェ |
10 | 0 | キャメロン・チャンプ |
海外メジャー初戦「マスターズ」の最終日、後続と3打差のトップで出たのは、直近5戦中3勝で世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)。その背中を今季“第5のメジャー”「ザ・プレイヤーズ選手権」を制したキャメロン・スミス(オーストラリア)が追った。好調同士の最終組対決となったが、「71」をマークしたシェフラーが逃げ切りで悲願のメジャー初優勝。スミスは「73」と崩して3位タイに終わった。現地でラウンド解説を務める米国男子ツアー1勝の今田竜二に明暗分けた二人について聞いた。
世界最強フェーダー! シェフラーのドライバースイング【連続写真】
■3番のチップインでシェフラーが運を引き寄せた
「シェフラーのハイライトは3番でしたね」。3打差を追って出たスミスは1番、2番連続バーディで1打差に詰め寄る。3番はともにパーオンを逃したが、シェフラーはグリーン手前からチップインバーディ、スミスはボギーと差が広がった。
シェフラーは1番のティショットを左の林に打ち込んだが、2打目をグリーン奥に運び、アプローチを1メートルに寄せてパー発進を決めていた。「1番でしっかりパーをセーブして、3番はボギーでもおかしくない状況でチップイン。差を詰められてプレッシャーを感じていたシェフラーにとって、一日の運を引き寄せたといっても過言ではないと思います」。
スミスは続く4番パー4もボギーとして、シェフラーとの差は4打に広がり、そのままの差でバックナインに突入。11番パー4ではスミスが起死回生のバーディで3打差に詰め寄る。「これからプレッシャーをかけられるぞ、っていう時の12番のティショットのミスが痛かった」。スミスの12番の1打目は池に消え、結局トリプルボギーと大きく後退した。
世界最強フェーダー! シェフラーのドライバースイング【連続写真】
■3番のチップインでシェフラーが運を引き寄せた
「シェフラーのハイライトは3番でしたね」。3打差を追って出たスミスは1番、2番連続バーディで1打差に詰め寄る。3番はともにパーオンを逃したが、シェフラーはグリーン手前からチップインバーディ、スミスはボギーと差が広がった。
シェフラーは1番のティショットを左の林に打ち込んだが、2打目をグリーン奥に運び、アプローチを1メートルに寄せてパー発進を決めていた。「1番でしっかりパーをセーブして、3番はボギーでもおかしくない状況でチップイン。差を詰められてプレッシャーを感じていたシェフラーにとって、一日の運を引き寄せたといっても過言ではないと思います」。
スミスは続く4番パー4もボギーとして、シェフラーとの差は4打に広がり、そのままの差でバックナインに突入。11番パー4ではスミスが起死回生のバーディで3打差に詰め寄る。「これからプレッシャーをかけられるぞ、っていう時の12番のティショットのミスが痛かった」。スミスの12番の1打目は池に消え、結局トリプルボギーと大きく後退した。