T-モバイル・マッチプレー
「決勝に残れるように」 勝みなみが2位通過でマッチプレー準々決勝へ
米国女子ツアー唯一のマッチプレー戦は第3ラウンドのプレーが終了した。
配信日時:配信日時: 2024年4月6日 01時47分
<T-モバイル・マッチプレー 3日目◇5日◇シャドー・クリークGC(米ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>
勝みなみが上がり3ホールでバーディを奪う猛攻を見せて、トータル3アンダー・2位タイでストロークプレーの3日間を終えた。これでベスト8入り。マッチプレー戦に進んだ。
この日も難コースに強風と苦しいプレーが続いた。3番でボギーが先行すると、6番パー4では2打目を左のブッシュに打ち込みアンプレアブルを宣言しダブルボギー。大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「前半にボギー、ダブルボギーとかいろいろ波のあるゴルフだった」と、7番でバーディを奪い返しながら8番からも2連続ボギー。4つ落として後半に入った苦しい時間を振り返った。
ただ落としていたのは勝だけではない。フィールド全体が強風に苦しみ、この時点でもベスト8入りが見えていた。すると11番の短いパー4でグリーン近くまでティショットを運ぶと、パターでの3打目を1メートルにつけバーディ。その後もしぶとくパーセーブを続け、終盤に入った。
「後半の15、16番くらいから風がやんでくれて、そこからすごくいいショットも連続で続きましたし、パットのイメージもすごくいい風に終われた」。その言葉どおり、16番から3連続でバーディをもぎとり、全体2位で“通過”を果たし、笑顔を見せた。
厳しいコンディションでも「パット、アプローチが良かった」と振り返る。「フォローの風でも(ボールが)落とされたりして自分の思ったような距離が出なかったりしたので、そこらへんは落ち込んだりした」と苦しい時間もありながら、「なかなかこういう風の中で経験できない」と、ガマンのゴルフ「楽しく回ろうと思った結果がパープレーで回れたと思う。あんまりベスト8に残ろうみたいな気持ちはなくて、ただ自分がやるべき事をしっかりやった」と日本勢ただ一人のベスト8入りで、頂点を目指す権利をつかんだ。
久しぶりのマッチプレーは、土曜日の準々決勝を勝ち上がれば午後には準決勝。そして日曜日に決勝が待つ。「マッチプレーは10年ぶりくらいですけど、いいスコアで回っても負けちゃうこともあるので、マネジメント勝負だと思う。決勝に残れるように頑張ります」と勝ち残りの権利を残した週末で、米ツアー初優勝へと向かう。
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