R&A AIG女子オープン(全英女子オープン)
海外メジャーで高校の“先輩・後輩直接対決”が実現 吉田優利「彼女から勉強できたことも多い」
吉田優利と西郷真央。ともに千葉県出身で麗澤高校の先輩後輩にあたる2人の直接対決が、メジャーの決勝ラウンドで実現した。
配信日時: 2023年8月13日 00時00分
<AIG女子オープン 3日目◇12日◇ウォルトン・ヒースGC(イングランド)◇6881ヤード・パー72>
メジャー3試合目にして、初の決勝ラウンドを戦う吉田優利。強い風が吹いたり、止んだりするタフなコンディションのなか、「すごく曲がり幅の計算が難しかった」とショットで頭を悩ませた。ただそれ以上に、“あと一筋”という場面が目立ったグリーン上で歯がゆさを感じる。
そのパッティングについては、「読みが違った。日本みたいに傾斜表もないし、自分で感じ取って打っていかないといけないので、その部分は大きい」と分析する。これも海外と日本の違いだが、そのまま今後への経験にもつながる。ほかにも「日本と違ってティイングエリアの前後(移動の差)が激しいところも多くて、狙うところを急に変えないといけない。コースを把握して回りたい」など、吸収することは多い。
3日目は西郷真央との同組で、日本人ツーサムが実現。吉田が1学年上の2人は、千葉県の麗澤高の先輩・後輩にあたる。日本ツアーでは、今年の「ブリヂストンレディス」予選ラウンドなど、過去に17回一緒にプレーしているが、今回は海外メジャーの決勝ラウンドでの“直接対決”になった。「ひさしぶりに一緒に回った気がする。彼女のプレーから勉強できたことも多い。あすに向け、自分もこれから調整したい」と、刺激ももらえたようだ。
トータル2オーバー・44位タイで迎える最終日。風が吹き抜けるコースでは、再びその戦いが待つことも十分に考えられる。「もちろんミスをしたくないという気持ちはでてくるけど、それもゴルフ。もっとうまくなっていきたいです」。ことし日本でメジャー初優勝を遂げた23歳は、英国のコースにもしっかりと順応し、ひとつでも上の順位を目指していく。(文・間宮輝憲)
関連記事
知っておきたい ニュース&トピックス
- 66
【診断】手のヒラを擦る? 目を閉じてその場で足踏み? 新感覚の理論で自分に合ったアドレスを見つけよう!
2024年5月27日 (月) 09時02分
- 1
生成AIがラウンド中の疑問に回答! 人工知能がゴルフの上達を手助けしてくれる時代がやって来た
2024年5月20日 (月) 03時15分
- 32
「この試合で決めないといけない」 古江彩佳が挑むパリ五輪代表争いの天王山…一方、他の選手の心境は?
2024年5月29日 (水) 00時40分
- 1
「何をやっていたかわからない」 渋野日向子が振り返る“苦悩”の前半戦
2024年5月21日 (火) 03時00分
- 27
岩井明愛が逆転で今季初V 竹田麗央2位、金澤志奈は3位
2024年5月26日 (日) 05時04分
- 22
ソフトな方が速く振れる!? 靴に詳しいコーチが『ゲルカヤノエース2』を薦める理由
2024年5月28日 (火) 23時47分