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年女・三ヶ島かなと隅田川を歩く
2019年、自身最高位となる賞金ランキング24位に入り、自身初となる最終戦に出場するなど3年連続でシードを獲得した三ヶ島かな。そんなツアーでも最も初優勝に近い女子プロゴルファーは今年24歳となる子(ねずみ)年生まれの年女。というわけで、浅草・雷門を覗かせる江戸の情緒とスカイツリーを望む近未来が共存する隅田川沿いを散策しながら、12年周期で過去、現在、そして未来を語ってもらった。
配信日時: 2020年1月9日 05時01分
「気がついたら…」自らに高いハードルを
身に纏っていた着物から私服に衣装チェンジ。それでもエンジのロングスカートに黒のコートというシックな装いは、先ほどの着物よりも大人びて見える。
現実感を取り戻してもう一度川沿いへ。一番近い未来、2020年について口をひらく。
現実感を取り戻してもう一度川沿いへ。一番近い未来、2020年について口をひらく。
新たな師を得て挑む新シーズン。自らに高いハードルを課した「去年は優勝を目標にしたけど勝つことはできませんでした。なので、目標を大きくもったほうがいいのかなって」。初優勝ではなく、敢えて複数回優勝を旗印に掲げた。
「オリンピックイヤーですけど、それとは別にツアーを盛り上げられるように少しでも中心選手になれたらと思います」とここまで話して、「ちがいますよね、そういうキャラじゃなかったです(笑)」とすぐに訂正。「キャリアハイを目指したいですね。複数回優勝して、気がついたらこれだけ高いところにきたんだって言えるように」と上を見上げた。
「オリンピックイヤーですけど、それとは別にツアーを盛り上げられるように少しでも中心選手になれたらと思います」とここまで話して、「ちがいますよね、そういうキャラじゃなかったです(笑)」とすぐに訂正。「キャリアハイを目指したいですね。複数回優勝して、気がついたらこれだけ高いところにきたんだって言えるように」と上を見上げた。
少女が大人になるように、青々とした空が夕焼けに染まるころ、プロの眼から24歳の素顔に戻った。
「今年はプライベートも充実させたいですね(笑)年齢を重ねてきたので、美容系に気を遣おうかと思います。女子力を上げたいですね。紫外線対策だったり、『髪めっちゃぼさぼさじゃん』みたいなのはやめる(笑)少しはしっかりした系になりたい。永遠にムリだろうけど(笑)36歳までに頑張りたいですね。でも自分らしさも貫いていて欲しいし、貫いていると思います」
無邪気な笑顔と大人びた横顔。勝負師としての気高さと年相応の好奇心。相反する二面性の同居が、この年女の魅力である。
「今年はプライベートも充実させたいですね(笑)年齢を重ねてきたので、美容系に気を遣おうかと思います。女子力を上げたいですね。紫外線対策だったり、『髪めっちゃぼさぼさじゃん』みたいなのはやめる(笑)少しはしっかりした系になりたい。永遠にムリだろうけど(笑)36歳までに頑張りたいですね。でも自分らしさも貫いていて欲しいし、貫いていると思います」
無邪気な笑顔と大人びた横顔。勝負師としての気高さと年相応の好奇心。相反する二面性の同居が、この年女の魅力である。
三ヶ島かなプロフィール
1996年7月13日生まれ、福岡県出身。父の影響で10歳からゴルフを始める。沖学園高時代には、同級生の篠原まりあらとともに九州ゴルフ界で活躍。高校卒業後の15年にプロテストを受験も不合格に。しかし、その年のファイナルQTで5位に入り、単年登録者として16年シーズンからレギュラーツアーに参戦。17年に初のシード権を獲得すると、以降は3年連続でシードを保持。また、QTの受験資格がLPGA会員のみとなる制度変更を受けて臨んだ18年のプロテストに合格している。本名は三ヶ島伽奈だが、記事に『三ヶ島伽奈』と漢字が並ぶと読みづらいだろうと父と考え、登録名はひらがなとしている。