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“らしさ”を取り戻したイ・ボミ スイングだけでなく仕草も以前のものに!【辻にぃ見聞】
“らしさ”を取り戻したイ・ボミ スイングだけでなく仕草も以前のものに!【辻にぃ見聞】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2017年8月22日 04時05分
唯一の神奈川県でのトーナメントとなった「CAT Ladies」はイ・ボミ(韓国)の今季初勝利で幕を閉じた。今シーズンは序盤から不振に喘いだ昨年の賞金女王は、どこが良くなって勝つことができたのか。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が深層に迫る。
【スイング解説】イ・ボミはよりスキの無いスイングに!
■らしさを取り戻したイ・ボミ 打った後の仕草が以前のものに!
憎たらしいまでに強かったボミが戻ってきた。首位タイで迎えた最終日、同組の大山志保がスタートから3連続バーディ、同じく同組のペ・ヒギョン(韓国)が連続バーディと、序盤から首位を引きずり降ろされる展開となった。だが、冷静に攻めどころを待って6番からの4連続バーディで一気に捲ると、後半9ホールはすべてパーでまとめて勝負あり。大山が「スキが全くなかった。良い時のボミちゃんだった」と脱帽する完璧な勝利だった。
「ようやくという感じ。やっとボミらしいゴルフでしたね。2位に3打差をつけてハーフターンを迎えたときのボミの顔は、今季の前半戦とは違う、“さぁバックナイン、負けられないぞ”といった気合いに満ちた表情でした。また、得意コースで勝つというのはボミの真骨頂。去年同様にアウトコースで伸ばして、ボギーを叩かない。さすがのゴルフ、という感じでした」
“ボギーを叩かない”というらしさを取り戻したのは、樋口久子からの「“バックスイングで右足に体重を乗せて、回ったら左に体重を乗せきる”とシンプルに考えて打つ」というアドバイスが大きかった。辻村氏も「すごくいいアドバイス。一理も二理もある」と続ける。
「ボミさんはシーズン序盤、クラブの入り方など上半身の動きを意識していたため、余計な力が入っていました。去年までの力が上手く抜けて、スパンとスイングスピードが上がりながらボールを捉えていくのができていなかった。それが樋口さんからの助言もあって、しっかりと下半身を使ったスイングができてきました。だから、今季よく見たタイミングがずれて右手を離すシーンがかなり減りました。意識の問題の部分ですし、本当にちょっとのことなのですが、確実にスイングが変わっていました。ヘッドスピードで言えば1は上がったでしょう。まだ完ぺきとは言えませんが、かなり復調していることは間違いない」
【スイング解説】イ・ボミはよりスキの無いスイングに!
■らしさを取り戻したイ・ボミ 打った後の仕草が以前のものに!
憎たらしいまでに強かったボミが戻ってきた。首位タイで迎えた最終日、同組の大山志保がスタートから3連続バーディ、同じく同組のペ・ヒギョン(韓国)が連続バーディと、序盤から首位を引きずり降ろされる展開となった。だが、冷静に攻めどころを待って6番からの4連続バーディで一気に捲ると、後半9ホールはすべてパーでまとめて勝負あり。大山が「スキが全くなかった。良い時のボミちゃんだった」と脱帽する完璧な勝利だった。
「ようやくという感じ。やっとボミらしいゴルフでしたね。2位に3打差をつけてハーフターンを迎えたときのボミの顔は、今季の前半戦とは違う、“さぁバックナイン、負けられないぞ”といった気合いに満ちた表情でした。また、得意コースで勝つというのはボミの真骨頂。去年同様にアウトコースで伸ばして、ボギーを叩かない。さすがのゴルフ、という感じでした」
“ボギーを叩かない”というらしさを取り戻したのは、樋口久子からの「“バックスイングで右足に体重を乗せて、回ったら左に体重を乗せきる”とシンプルに考えて打つ」というアドバイスが大きかった。辻村氏も「すごくいいアドバイス。一理も二理もある」と続ける。
「ボミさんはシーズン序盤、クラブの入り方など上半身の動きを意識していたため、余計な力が入っていました。去年までの力が上手く抜けて、スパンとスイングスピードが上がりながらボールを捉えていくのができていなかった。それが樋口さんからの助言もあって、しっかりと下半身を使ったスイングができてきました。だから、今季よく見たタイミングがずれて右手を離すシーンがかなり減りました。意識の問題の部分ですし、本当にちょっとのことなのですが、確実にスイングが変わっていました。ヘッドスピードで言えば1は上がったでしょう。まだ完ぺきとは言えませんが、かなり復調していることは間違いない」