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【辻にぃスイング見聞】ドロー&フェードを打ち分ける鈴木愛、週ごとに調子の良い球筋でスコアメイク
【辻にぃスイング見聞】ドロー&フェードを打ち分ける鈴木愛、週ごとに調子の良い球筋でスコアメイク
配信日時: 2016年12月27日 08時53分
今季国内女子ツアーで活躍した注目選手の強さの要因を探る“Playback LPGATour2016”。第5回目は今季『中京テレビ・ブリヂストンレディス』でツアー通算2勝目、そして『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』で自身2度目のメジャー制覇を達成をした鈴木愛をフォーカス。ツアーフル参戦3年目での獲得賞金1億円突破、賞金ランク5位に浮上することができた秘密をツアープロコーチの辻村明志氏に解説してもらった。
【連続写真】鈴木愛は体が上下動しない低重心スインガー(写真10枚)
「15年から16年にかけては広背筋の可動域が大きくなったことでスイングに安定感が生まれています。また2014年まではフェード一辺倒でしたが、今年はドローとフェードを上手く使い分けている。昨年のパーオン率は49位ですが、今年は29位へと上昇しました」と、宮里藍の大会最年少優勝記録を更新して注目を浴びた『日本女子オープン』での初優勝時から“バーディが奪える選手”だったが、昨年から今年にかけては球筋を打ち分けることでスコアメイクに磨きがかかっていると辻村氏は分析。
鈴木と言えば、「彼女のキャディさんの帰りは必ず日没です(笑)。時間ではなく日が暮れることが終わりの合図。納得のいかないときは、携帯電話の灯りで練習していることも見かけます(辻村氏)」とツアー関係者のなかでは知られた“パット練習の虫”。平均パットはつねに上位で、2014年6位、2015年3位、そして今年は初の1位を獲得。パッティングでゴルフを組み立てるプレースタイルで、短い距離から順に上手い選手という印象だが、ショット練習に関してはスイングポジションに細かくこだわるタイプではないとか…。
「ドロー、フェードの球筋のイメージからスイングするタイプで、その週ごとに調子の良い方の球筋でスコアメイクを行っています。練習場でのルーティンドリルはなく、ひたすらに球筋だけを考えて練習。スイングチェックをガチガチにしない分、アドレスが“超自然体”で、終始重心が低く、力みのない姿勢をキープできています(辻村氏)」
ただパーオン率29位からトップ10を目指すのであれば“ミート率とボールの高さ”は必須条件で、辻村氏もさらなる活躍のためのスイング修正を期待する。
【連続写真】鈴木愛は体が上下動しない低重心スインガー(写真10枚)
「15年から16年にかけては広背筋の可動域が大きくなったことでスイングに安定感が生まれています。また2014年まではフェード一辺倒でしたが、今年はドローとフェードを上手く使い分けている。昨年のパーオン率は49位ですが、今年は29位へと上昇しました」と、宮里藍の大会最年少優勝記録を更新して注目を浴びた『日本女子オープン』での初優勝時から“バーディが奪える選手”だったが、昨年から今年にかけては球筋を打ち分けることでスコアメイクに磨きがかかっていると辻村氏は分析。
鈴木と言えば、「彼女のキャディさんの帰りは必ず日没です(笑)。時間ではなく日が暮れることが終わりの合図。納得のいかないときは、携帯電話の灯りで練習していることも見かけます(辻村氏)」とツアー関係者のなかでは知られた“パット練習の虫”。平均パットはつねに上位で、2014年6位、2015年3位、そして今年は初の1位を獲得。パッティングでゴルフを組み立てるプレースタイルで、短い距離から順に上手い選手という印象だが、ショット練習に関してはスイングポジションに細かくこだわるタイプではないとか…。
「ドロー、フェードの球筋のイメージからスイングするタイプで、その週ごとに調子の良い方の球筋でスコアメイクを行っています。練習場でのルーティンドリルはなく、ひたすらに球筋だけを考えて練習。スイングチェックをガチガチにしない分、アドレスが“超自然体”で、終始重心が低く、力みのない姿勢をキープできています(辻村氏)」
ただパーオン率29位からトップ10を目指すのであれば“ミート率とボールの高さ”は必須条件で、辻村氏もさらなる活躍のためのスイング修正を期待する。