＜マイナビABCチャンピオンシップ　事前情報◇1日◇ABCゴルフ倶楽部（兵庫県）◇7217ヤード・パー72＞

国内男子ツアーのニュースターがいよいよプロとしての歩みをスタートさせる。9月の「パナソニックオープン」、そして先月の「日本オープン」を制し、アマチュアとしてプロツアー2勝を挙げた蝉川泰果（東北福祉大4年）が、「マイナビABCチャンピオンシップ」でプロデビュー戦を迎える。

世界クラス！蝉川泰果のドライバースイングがパワフルすぎる【連続写真】

国内最高峰の大会で95年ぶりのアマチュア優勝を果たした蝉川は、10月31日にプロ転向を宣言。いよいよ地元の兵庫県でプロとしての第一打を放つことになる。パナソニックオープンも日本オープンも地元の兵庫県開催。「地元で2勝することができて、周りの応援してくれている人も優勝しか期待していないと思うので、優勝目指して頑張りたいです」と大きな期待を背負い、目指すは頂点のみという。

期待度の高さと注目度も高い蝉川の予選ラウンドは、08年大会優勝の石川遼と昨年覇者の浅地洋佑と最注目組に入った。「デビュー戦で有名選手と回れるのは光栄なことですが、そこで満足するのではなく、そういう選手に勝負したい」と気合を見せる。

「これから続いていく試合でも優勝目指して、試合の中でどんどんレベルを上げて勝ち星を積み重ねられるように頑張りたい」と目標を語る。「将来は4大メジャーを制覇したいという目標がある」としながらも、目の前の試合に全力で勝ちに行くという姿勢を崩さないところが強みといえそうだ。