90切りのアプローチ!左足上がりからの距離の打ち分け
5UNDERS GOLF 認定特別コーチの松岡勇作が90切りを目指すアマチュアゴルファーへアドバイス。今回テーマは「左足上がりから距離の打ち分け」です。左足上がりのアプローチから距離を打ち分ける事ができれば90を切る事に近づく。ピンが手前の場合と奥の場合を想定してそれぞれの打ち方を詳しくレッスンする。『【アルバ連動企画】90を切る~3段階レベル別上達法~』松岡勇作編より(撮影日:2019年8月10日)
配信日時:2023年6月28日 07時06分
手前ピン:垂直に立って、目線は落としどころに置く
左足上がりの打ち方のうち、まずはピンがグリーンの手前のケース。
ありがちなミスとして、ピンが手前だからといって、グリーンに直接落としてボールを止めないといけないと意識して、ザックリしたり、ボールに強めに当ててしまうということがあります。
ピンが手前の場合は直接グリーンに落とすイメージではなく、手前の花道でワンクッション使って落としていくことが、大きなミスをしないポイントです。
使うクラブは52度。56度でも大丈夫です。ただ、58度だと球が上がりやすくなって、ボールがコロがらない原因になります。
ボールの位置は、アドレスをして極端に右に置く方がいますが、そうではなく、自分の中心より少し右に置いてください。
このときに、自分の体の軸はあまり傾け過ぎないように気をつけてください。あくまでもまっすぐ、垂直に構えるというイメージを持ってください。
手前のワンクッションを使う際の目線ですが、グリーン上のピンを見るのではなく、自分の落とすラインの手前あたりを見ることによって、体が浮いてしまうミスがなくなります。
ひとつ注意点として、軸を垂直に構えた場合には、クラブフェースは少し抜けが悪くなってしまいます。
体を傾ければクラブは真っすぐ出ていくんですが、まっすぐに立つとクラブは芝に引っかかって止まってしまいます。でも、それで問題ありません。
ヘッドが止まってもボールは前に飛んでいってくれますので、しっかり垂直に立って振ってください。
奥ピン:ヘッドをアウトサイドに振り抜く
次はピンが奥に切ってある場合です。
基本的な打ち方は、ピンが手前のときと同じです。落としどころがグリーンエッジや花道か、直接グリーンになるかの違いです。
ただ、振り幅はピンが手前のときよりも大きくなります。
体が垂直に構えていますので、クラブはより抜けにくくなるというところがポイントです。
ピンが手前のときは、ボールに当てて終わりというイメージでしたが、ピンが奥のときは、アウトサイドにヘッドを抜いていってあげる。
要は、手前に手を引かないことが大事です。
この動きはボールを止めてしまうので、今回のように足を使ってボールをコロがしていきたい場合は注意してください。
短い距離の場合、インパクトで止めてコロがしていくという動きになりますが、長い距離の場合は、より球をコロがしていかないといけませんので、体の回転を加えて、アウトサイドにヘッドを抜いていく意識が必要になってきます。
体と一緒に前に動くようにするとボールはコロがってくれますので、ぜひ試してみてください。
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松岡勇作(まつおか ゆうさく)
沖学園ゴルフ部、東北福祉大学ゴルフ部などの中、高、大学とゴルフ部のキャプテンを務める。東北福祉大学時代は、池田勇太や藤本佳則、松山英樹らと共に練習。現在は、師弟関係である5UNDERS GOLF代表の山田直知コーチと多くのアマチュアゴルファーの方の上達と健康維持のために活動中。
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