アマ試打で見えた!キャロウェイ『MDフォージド』とライバル機種の関係。〜ロブ名人・ミケルソンへと近づく道〜
新たなゲストと一緒に、キャロウェイ『MDフォージド』を改めてタイトリスト『ボーケイ』やクリーブランド『RTX4』などと打ち比べてみました。すると、ある特異な性能が見えてきました…
配信日時: 2018年10月5日 07時34分
目次 / index
ringolf宮下 「なんかいいウェッジないですか?」
PCM筒康博(以下、筒) 「長岡さん、今日はちょっとゲストが来るんですけど、コラムに登場させてもらってもいいですか?」
筆者 「ゲスト? いいですけど、どなたでしょう?」
PCM編集長(以下、P編) 「YouTubeの大人気チャンネル、『Ringolf』の宮下くんだよ。三枝こころちゃんのお兄さんで、最近、『ringolf』のかわい子ちゃんたちのギアのサポートをPCMラボでやらせてもらってるんだ。宮下くんが君のコラムの大ファンだそうで、ちょっとコラボしてみたいと言ってるんだ」
筆者 「へぇ〜、嬉しい。(こんなに汚い文章なのに奇特な人だなぁ…)大丈夫ですよ」
ringolf宮下(以下、宮下) 「長岡さん、こんにちは。先日のキャロウェイの『MDフォージド』のコラムを読んで、すごく気になってしまったんですけども。ちょっと最近ウェッジでなにかいいものがないかと気になってまして……。正直、こないだのコラムを読んで『MDフォージド』が気になってしょうがないんです…」
前回コラム⇒『MD4』の衝撃、再び。キャロウェイ新『MDフォージド』ウェッジはまさかの【ゼロオフセット】
筆者 「なるほど。じゃあ、いまちょうどラボにいくつも新作があるので、ひと通り打ってみますか!」
筒 「クリーブランド『RTX4』と『RTX F-FORGED2』、タイトリスト『ボーケイSM7』、それにキャロウェイ『MDフォージド』と各メーカーの最新作が揃ってますよ!」
宮下 「ちょっと打ってみていいですか? でも僕、全然ギアの知識とかないですし、そんなに上手くもないですし、自分に何が合うのか? とにかくよくわからないんですよ。いつも筒さんや村田さんに聞いてしまってます…」
筆者 「ギアの知識なんて、別に要らないですし、上手くなくてもギアなんて分かりますってば。打てば誰でもだいたい分かりますから!」
筆者 「ゲスト? いいですけど、どなたでしょう?」
PCM編集長(以下、P編) 「YouTubeの大人気チャンネル、『Ringolf』の宮下くんだよ。三枝こころちゃんのお兄さんで、最近、『ringolf』のかわい子ちゃんたちのギアのサポートをPCMラボでやらせてもらってるんだ。宮下くんが君のコラムの大ファンだそうで、ちょっとコラボしてみたいと言ってるんだ」
筆者 「へぇ〜、嬉しい。(こんなに汚い文章なのに奇特な人だなぁ…)大丈夫ですよ」
ringolf宮下(以下、宮下) 「長岡さん、こんにちは。先日のキャロウェイの『MDフォージド』のコラムを読んで、すごく気になってしまったんですけども。ちょっと最近ウェッジでなにかいいものがないかと気になってまして……。正直、こないだのコラムを読んで『MDフォージド』が気になってしょうがないんです…」
前回コラム⇒『MD4』の衝撃、再び。キャロウェイ新『MDフォージド』ウェッジはまさかの【ゼロオフセット】
筆者 「なるほど。じゃあ、いまちょうどラボにいくつも新作があるので、ひと通り打ってみますか!」
筒 「クリーブランド『RTX4』と『RTX F-FORGED2』、タイトリスト『ボーケイSM7』、それにキャロウェイ『MDフォージド』と各メーカーの最新作が揃ってますよ!」
宮下 「ちょっと打ってみていいですか? でも僕、全然ギアの知識とかないですし、そんなに上手くもないですし、自分に何が合うのか? とにかくよくわからないんですよ。いつも筒さんや村田さんに聞いてしまってます…」
筆者 「ギアの知識なんて、別に要らないですし、上手くなくてもギアなんて分かりますってば。打てば誰でもだいたい分かりますから!」
宮下 「あれ? ボーケイSM7とRTX4って似てません?」
宮下 「あれ? う〜〜ん、意外です……」
筒 「え? どうしました?」
宮下 「筒さん、初めて構えてみたんですけど、この4つってほとんどサイズが変わらないけど、なんとなく構えてみると2つが似ていたんですよ。コレとコレ、すごく形状が似てませんか?」
筒 「そうですね。確かに、リーディングエッジの丸みとすごく出っ刃な点は、タイトリスト『ボーケイSM7』とクリーブランド『RTX4』はすごく似ていますよね〜」
宮下 「僕、ゴルフ業界に入って日が浅いので、ブランドのこととかもよくわからないんですが、2つとも有名なんですよね?」
筆者 「はい。『ボーケイ』も『RTX』も、泣く子も黙るツアーウェッジの2大巨頭ですよ。プロゴルファーがかなりの人数使ってますし。まぁ、ツアーウェッジの代表格と言っていいでしょうね」
宮下 「だから形が似てるのかなぁ…。『ボーケイSM7』の方がフェースの打つところが黒っぽいですけど、形はそっくりに見えます。バックフェースを見ないとわからないというか、さっき普通に間違えました…。その点、キャロウェイの『MDフォージド』はまったく違いますね。刃がすごく真っすぐでスパッて感じがしますね。それに、なんかキラキラして綺麗……」
筒 「この中では、キャロウェイ『MDフォージド』だけが、ゼロオフセットのストレート顔なんですよ。リーディングエッジ、つまり刃の部分が『ボーケイ』や『RTX』と違って完全に真っすぐに見えますよね?」
宮下 「はい、そんな感じです」
P編 「宮下くん、サイズは近いのに、全然顔の印象が違うでしょ? フェースがどこを向いているか、分かりやすいよね。私もこの顔のメリットの一番はそこだと思うね。ターゲットの向きを合わせやすいことで、アドレスの不安がなくなる点がまずあると思う」
筒 「え? どうしました?」
宮下 「筒さん、初めて構えてみたんですけど、この4つってほとんどサイズが変わらないけど、なんとなく構えてみると2つが似ていたんですよ。コレとコレ、すごく形状が似てませんか?」
筒 「そうですね。確かに、リーディングエッジの丸みとすごく出っ刃な点は、タイトリスト『ボーケイSM7』とクリーブランド『RTX4』はすごく似ていますよね〜」
宮下 「僕、ゴルフ業界に入って日が浅いので、ブランドのこととかもよくわからないんですが、2つとも有名なんですよね?」
筆者 「はい。『ボーケイ』も『RTX』も、泣く子も黙るツアーウェッジの2大巨頭ですよ。プロゴルファーがかなりの人数使ってますし。まぁ、ツアーウェッジの代表格と言っていいでしょうね」
宮下 「だから形が似てるのかなぁ…。『ボーケイSM7』の方がフェースの打つところが黒っぽいですけど、形はそっくりに見えます。バックフェースを見ないとわからないというか、さっき普通に間違えました…。その点、キャロウェイの『MDフォージド』はまったく違いますね。刃がすごく真っすぐでスパッて感じがしますね。それに、なんかキラキラして綺麗……」
筒 「この中では、キャロウェイ『MDフォージド』だけが、ゼロオフセットのストレート顔なんですよ。リーディングエッジ、つまり刃の部分が『ボーケイ』や『RTX』と違って完全に真っすぐに見えますよね?」
宮下 「はい、そんな感じです」
P編 「宮下くん、サイズは近いのに、全然顔の印象が違うでしょ? フェースがどこを向いているか、分かりやすいよね。私もこの顔のメリットの一番はそこだと思うね。ターゲットの向きを合わせやすいことで、アドレスの不安がなくなる点がまずあると思う」
筆者 「宮下さん、アプローチで左右どちらにブレます?」
筆者 「宮下さん、例えば25ヤードくらいの花道から平らなライから打つとして、このやさしい状況からだとピッタリ寄せたいですよね? そんなやさしい状況からミスするとしたら左右どちらですか?」
宮下 「えっ、左右??? あんまり考えたことなかったですけど、ほとんど左ですかね…。う〜ん……待てよ、いや、右はないですね。基本、ミスするなら全部左です」
筆者 「なるほど。で、左に酷いミスをした場合って、どれくらいピンの左に外しちゃうんですか?」
宮下 「うーん、そうですね、1ピンくらいは左にいくことも全然あるなぁ…。いや、もしかすると、もうちょっと行っちゃうこともあるかも…」
筆者 「ということは、パーパットが2.5メートルくらいのスライスラインが多いってことですよね? それって入ります? 僕は真横からの傾斜がすごく苦手で、パーパットで長いスライスラインを残すのがすごく嫌なんですけど…。強く打てなくて、だいたいかなり切れてスライスラインで右に外れて入らないことが多いんですよ。恥ずかしながら、アプローチで引っかけたら、ほとんどボギー確定です…」
宮下 「確かに、そう言われると、あんまり入ってないような……。でも、そこまで考えたことなかったなぁ…。アプローチはアプローチでとりあえず寄ったら喜びますし、パットが入らないのは、パットをミスしたせいだと思いますし…」
筒 「長岡さん、ステイ!!! 一般ゴルファーで何も知らない宮下さんをマニアック目線でいじめるのはやめてください!可哀想じゃないですか…」
宮下 「えっ、左右??? あんまり考えたことなかったですけど、ほとんど左ですかね…。う〜ん……待てよ、いや、右はないですね。基本、ミスするなら全部左です」
筆者 「なるほど。で、左に酷いミスをした場合って、どれくらいピンの左に外しちゃうんですか?」
宮下 「うーん、そうですね、1ピンくらいは左にいくことも全然あるなぁ…。いや、もしかすると、もうちょっと行っちゃうこともあるかも…」
筆者 「ということは、パーパットが2.5メートルくらいのスライスラインが多いってことですよね? それって入ります? 僕は真横からの傾斜がすごく苦手で、パーパットで長いスライスラインを残すのがすごく嫌なんですけど…。強く打てなくて、だいたいかなり切れてスライスラインで右に外れて入らないことが多いんですよ。恥ずかしながら、アプローチで引っかけたら、ほとんどボギー確定です…」
宮下 「確かに、そう言われると、あんまり入ってないような……。でも、そこまで考えたことなかったなぁ…。アプローチはアプローチでとりあえず寄ったら喜びますし、パットが入らないのは、パットをミスしたせいだと思いますし…」
筒 「長岡さん、ステイ!!! 一般ゴルファーで何も知らない宮下さんをマニアック目線でいじめるのはやめてください!可哀想じゃないですか…」
筆者 「え〜〜。認知外の【アプローチ引っかけ】ってあると思うけど…」
筆者 「なんで? 別に困らせたいんじゃないってば! 僕、先日コースでこの『MDフォージド』を使ったんですけど、そういう【認知外のアプローチ引っかけを防げる】というのをすごく感じたんですよね。ストレートな顔でターゲットに合わせやすいし、出球が上に上がってくれるので、すごく引っかけに強いなと。
ほら、アプローチって距離感が合うことがまず第一ですけど、僕の場合、距離感が合ってても、一番入らないスライスライン側、つまり、アプローチをやや引っかけている時って、パーセーブの確率がすごく下がるんで。これがなくなったので、『MDフォージド』はすごく有り難いと思ってるんですよね〜」
宮下 「さすが、マニアックですね……。そこまで考えてませんでしたよ」
筆者 「あと、2打目のショートアイアンとかを引っかけた時に、グリーンの左サイドのラフに外すじゃないですか。そういう時のパーセーブが『MDフォージド』は自分のウェッジよりはるかにやりやすくて驚きました。ソール形状的にも、すごく開きやすいので」
P編 「たまたまだろ? マグレで寄ったくせに、自慢するんじゃない!」
筆者 「いや、聞いてってば。例えば、2打目を引っかけてグリーンを左に外したときも、ピンが左から右への傾斜のことが多いじゃないですか。で、こういう時って、左から右にボールが流れるし、オーバーしたくないし乗らないのも困るから、どの辺に落とすかすごくシビアなんですけど、『MDフォージド』はフワッとした球でしっかり突っ込めるんです。高い球だけど、スピンが効いているというか、フワッと死に球で飛び過ぎずに方向もブレづらいというか…あ、そうそう、ピン奥からピンが近い時とかも!」
P編 「だから、たまたまだろ?(アプローチイップスの私はアプローチの自慢話を聞くと無性に腹が立つ!)」
筆者 「(無視して)僕の場合、左から右に垂れるのを加味して、左サイドを狙いすぎてボギーにすることが多かったんです。下りのシビアなパットを残してしまうというか…。もちろん、強すぎて転がってオーバーもありますけど…。このウェッジだと、そういうのが少ない。なるべくピンの根元に近い位置を狙っていけるので、アプローチの緩みがなくなるというか…」
宮下 「へぇ〜〜、それいいかも!」
筒 「……。(確かに、それは一理あるだろうな…)」
P編 「…………。(ぐぬぬ…自慢しやがって…)」
ほら、アプローチって距離感が合うことがまず第一ですけど、僕の場合、距離感が合ってても、一番入らないスライスライン側、つまり、アプローチをやや引っかけている時って、パーセーブの確率がすごく下がるんで。これがなくなったので、『MDフォージド』はすごく有り難いと思ってるんですよね〜」
宮下 「さすが、マニアックですね……。そこまで考えてませんでしたよ」
筆者 「あと、2打目のショートアイアンとかを引っかけた時に、グリーンの左サイドのラフに外すじゃないですか。そういう時のパーセーブが『MDフォージド』は自分のウェッジよりはるかにやりやすくて驚きました。ソール形状的にも、すごく開きやすいので」
P編 「たまたまだろ? マグレで寄ったくせに、自慢するんじゃない!」
筆者 「いや、聞いてってば。例えば、2打目を引っかけてグリーンを左に外したときも、ピンが左から右への傾斜のことが多いじゃないですか。で、こういう時って、左から右にボールが流れるし、オーバーしたくないし乗らないのも困るから、どの辺に落とすかすごくシビアなんですけど、『MDフォージド』はフワッとした球でしっかり突っ込めるんです。高い球だけど、スピンが効いているというか、フワッと死に球で飛び過ぎずに方向もブレづらいというか…あ、そうそう、ピン奥からピンが近い時とかも!」
P編 「だから、たまたまだろ?(アプローチイップスの私はアプローチの自慢話を聞くと無性に腹が立つ!)」
筆者 「(無視して)僕の場合、左から右に垂れるのを加味して、左サイドを狙いすぎてボギーにすることが多かったんです。下りのシビアなパットを残してしまうというか…。もちろん、強すぎて転がってオーバーもありますけど…。このウェッジだと、そういうのが少ない。なるべくピンの根元に近い位置を狙っていけるので、アプローチの緩みがなくなるというか…」
宮下 「へぇ〜〜、それいいかも!」
筒 「……。(確かに、それは一理あるだろうな…)」
P編 「…………。(ぐぬぬ…自慢しやがって…)」