【バケモノたちの使用ギア】本当に崖っぷちなのか? 石川遼がやろうとしていること
PGAツアーデータ・ドリブンシリーズとして、さまざまな公式データからギアとバケモノの相関関係をひも解いていく企画。今回は巷で崖っぷちだと言われる石川遼について。
配信日時: 2017年6月28日 04時09分
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石川遼は長期的な視野で物事を見ているはず。現状だけを見て批判するのは簡単だ
現在、ALBA.netでは石川遼の直近の独占インタビューを掲載中。そこで語られているのは、今季のFedExカップポイント獲得に崖っぷちに追い込まれた男の率直な感想である。いくつか抜粋しながら、石川遼のデータをひも解いていこうと思う。
―― 取り組んでいるもの。求めているもの。
「ゴルフのスコアってほんのちょっとのことで変わってしまうんで、スコアが良いから楽しいとかそういうシンプルなことではない。結果はゴルフの状態を教えてくれるものであって、それ以上でもそれ以下でもない。優勝するなら優勝するゴルフだったし、予選落ちなら予選落ちというゴルフの状態だったんだなというだけですね。
でも、それですべてが決まるということではなくて、今はドライバーからパッティングまでを次に“良い感触”だなとなった時にもっとドーンといける状態にしたい。
やっぱりショットは自分の思った通りの球で、PGAツアーで通用するような飛距離と球の高さと質。そういうものを今なら追っていけると思うんです。こういう時期に小さくまとまると将来のゴルフを考えた時にマイナス。ゴルフって小さくまとまろうと思ったらまとまれるけど、それは全然先でいいなと。今だからこそできることがたくさんあると思うので、今それをやっているところですね」(石川遼)
―― 取り組んでいる内容。具体的には。
「例えば、ゴミ箱にゴミ捨てるときにここから入るかなとか、チャレンジしたりするじゃないですか。その時に、ここからなら確実に入ると思って、実際に入れられる距離ってあって、ああいうのが広がっていきそうな感覚。ゴミ箱がちょっとずつ遠くなってもコントロールできる感覚というか、そういうのが今はあるんです。
それがない時って本当に近くまでいかないと入らないけど、こっからこういう風に投げれば入ると思っている時ってよどみなくできる。ゴルフも打つボールイメージするけど、それを信じて疑わない状態でないと、その球って打てないんです。それが、打てない状態が続いたのが最近。長かったし、本当にこれだったらできるということの幅が狭くなり、レベルが落ちたという感じですね。
それが1年。悪かった時は…、最近も良くないけど、その中でできそうという感覚になってきている。両サイドOBあっても“できそうだな”というところまで来てる。良くない時はイメージができなかった。ここに打てるのかなと、どういう球とか…。ドライバーで打ちたいけど、ドライバーでそこに打つイメージができない。じゃあ、何番アイアンならイメージできる?スプーンなら?とか考えて…」(石川遼)
―― 今はそれができる?
「今はイメージできる。できそうだなって思いながら打てるという感じですね。イメージはできて、それで打てない時があるというのが今。ミスになってボギーとかダボ打ったりしますけど、最初からできないと思ってあきらめてやらないでパーで行くよりも、できそうだなって思ってる感覚持ってる方が全然楽しい。
最初から“俺にはできない”と思ってドライバー打たない。スプーンも打てないわ…じゃあアイアンで刻んでみんなより遠いところから打って、何とかグリーン乗せてパーでした。それを続けて予選通ったとしても…。今の、ドライバーを打つイメージしてワクワクしながら打ったものがミスになった。池に入りました、ダボですってなって予選落ちのほうが僕としては光はあるんです」(石川遼)
―― 結果につながらなくても…?
「もちろん、イチかバチかでトライしての失敗は何も生まれないと思う。でも、自分でできると信じてイメージして、ちゃんとできそうと思って打ってミスしたときってすぐ原因がわかるんです。もどかしさはあるけど、打つ前の“こうやって打ってやる”とか、“こういう風に打ったらこういう風にいく”というワクワク感が今あるから。その光ですかね。その光って楽しさだと思う。その光がないときはスコアがよくても絶対楽しくないですね(石川遼)
―― 取り組んでいるもの。求めているもの。
「ゴルフのスコアってほんのちょっとのことで変わってしまうんで、スコアが良いから楽しいとかそういうシンプルなことではない。結果はゴルフの状態を教えてくれるものであって、それ以上でもそれ以下でもない。優勝するなら優勝するゴルフだったし、予選落ちなら予選落ちというゴルフの状態だったんだなというだけですね。
でも、それですべてが決まるということではなくて、今はドライバーからパッティングまでを次に“良い感触”だなとなった時にもっとドーンといける状態にしたい。
やっぱりショットは自分の思った通りの球で、PGAツアーで通用するような飛距離と球の高さと質。そういうものを今なら追っていけると思うんです。こういう時期に小さくまとまると将来のゴルフを考えた時にマイナス。ゴルフって小さくまとまろうと思ったらまとまれるけど、それは全然先でいいなと。今だからこそできることがたくさんあると思うので、今それをやっているところですね」(石川遼)
―― 取り組んでいる内容。具体的には。
「例えば、ゴミ箱にゴミ捨てるときにここから入るかなとか、チャレンジしたりするじゃないですか。その時に、ここからなら確実に入ると思って、実際に入れられる距離ってあって、ああいうのが広がっていきそうな感覚。ゴミ箱がちょっとずつ遠くなってもコントロールできる感覚というか、そういうのが今はあるんです。
それがない時って本当に近くまでいかないと入らないけど、こっからこういう風に投げれば入ると思っている時ってよどみなくできる。ゴルフも打つボールイメージするけど、それを信じて疑わない状態でないと、その球って打てないんです。それが、打てない状態が続いたのが最近。長かったし、本当にこれだったらできるということの幅が狭くなり、レベルが落ちたという感じですね。
それが1年。悪かった時は…、最近も良くないけど、その中でできそうという感覚になってきている。両サイドOBあっても“できそうだな”というところまで来てる。良くない時はイメージができなかった。ここに打てるのかなと、どういう球とか…。ドライバーで打ちたいけど、ドライバーでそこに打つイメージができない。じゃあ、何番アイアンならイメージできる?スプーンなら?とか考えて…」(石川遼)
―― 今はそれができる?
「今はイメージできる。できそうだなって思いながら打てるという感じですね。イメージはできて、それで打てない時があるというのが今。ミスになってボギーとかダボ打ったりしますけど、最初からできないと思ってあきらめてやらないでパーで行くよりも、できそうだなって思ってる感覚持ってる方が全然楽しい。
最初から“俺にはできない”と思ってドライバー打たない。スプーンも打てないわ…じゃあアイアンで刻んでみんなより遠いところから打って、何とかグリーン乗せてパーでした。それを続けて予選通ったとしても…。今の、ドライバーを打つイメージしてワクワクしながら打ったものがミスになった。池に入りました、ダボですってなって予選落ちのほうが僕としては光はあるんです」(石川遼)
―― 結果につながらなくても…?
「もちろん、イチかバチかでトライしての失敗は何も生まれないと思う。でも、自分でできると信じてイメージして、ちゃんとできそうと思って打ってミスしたときってすぐ原因がわかるんです。もどかしさはあるけど、打つ前の“こうやって打ってやる”とか、“こういう風に打ったらこういう風にいく”というワクワク感が今あるから。その光ですかね。その光って楽しさだと思う。その光がないときはスコアがよくても絶対楽しくないですね(石川遼)