惜しくもエージシュートを逃した、尾崎将司の歴代パター
text by kazuhiro koyama
配信日時: 2016年6月23日 03時57分
挑戦を続ける、不世出のプロゴルファー
さて、話を戻すと、ジャンボは「中日クラウンズ」の初日にも「70」をマークし、エージシュートにあと1打に迫った。「日本ゴルフツアー選手権」でもそうだったが、前半のラウンドが終わったあたりで、ジャンボがバーディーを先行させていると、「すわ、エージシュートか」とメディアもファンもホールバイホールを見て色めき立つ。実現すれば、それは世界的な記録になる。ゴルフメディアだけにとどまらず、「つるやオープン」の時のように、再び国民的なニュースになるだろう。
永久シード保持者のジャンボが出場することで、他の選手の出場枠が減る。そのことに批判的な論調もあるが、これだけの選手はやはりいないのである。無責任な外野のなかには「引き際」などという言葉を使う人もいるけれども、やめてしまうのは簡単なことだ。70歳を目前にした今も、タイヤを引いてランニングし、足におもりをつけるようなハードトレーニングを課す、それだけの努力を続けられることが、どれだけの困難を伴うだろうか。
何よりも、トッププロが苦戦する難コースを今も攻略できる技術が凄い。アプローチの冴えは今も健在で、ドライバーも時折、往年を彷彿するビッグドライブを放つ。69歳でこれほどのプレーをする選手が、今後現れることはまずないだろう。そんな凄いプロゴルファーが、今もツアーに出場していることがファンにとっては幸運だと思う。今後の出場試合も目が離せない。離せるわけがないのである。
永久シード保持者のジャンボが出場することで、他の選手の出場枠が減る。そのことに批判的な論調もあるが、これだけの選手はやはりいないのである。無責任な外野のなかには「引き際」などという言葉を使う人もいるけれども、やめてしまうのは簡単なことだ。70歳を目前にした今も、タイヤを引いてランニングし、足におもりをつけるようなハードトレーニングを課す、それだけの努力を続けられることが、どれだけの困難を伴うだろうか。
何よりも、トッププロが苦戦する難コースを今も攻略できる技術が凄い。アプローチの冴えは今も健在で、ドライバーも時折、往年を彷彿するビッグドライブを放つ。69歳でこれほどのプレーをする選手が、今後現れることはまずないだろう。そんな凄いプロゴルファーが、今もツアーに出場していることがファンにとっては幸運だと思う。今後の出場試合も目が離せない。離せるわけがないのである。
コヤマカズヒロ / ゴルフコラムニスト
雑誌・WEB媒体にレッスンなどのゴルフ記事を執筆。 99年に大手ゴルフショップチェーンの立ち上げに参画。 ゴルフギアに関しては、性能面はもちろん製造・流通まで 幅広い知識のある異色のライター。 1974年 広島生まれ