飛距離アップしたいゴルファーはボゴタに行け!? 知られざるコロンビアのプレースタイル | 東京2020オリンピック特集

ゴルフのポータルサイトALBA.Net TOP > トレンド > トレンド関連コラム > 記事

トレンドTREND Column

飛距離アップしたいゴルファーはボゴタに行け!? 知られざるコロンビアのプレースタイル

世界のトップアスリートが出場する東京オリンピック。ゴルフ競技にも多くの国の代表選手が出場するが、国が変わればプレーの仕方や料金などゴルフを取り巻く環境もさまざま。選手たちの母国のゴルフ事情を調べるべく、気になる疑問を大使館やその関係者に聞いてみた。これを知っていればゴルフ競技がもっと楽しくなること間違いなし!

2021年08月06日

日本のほぼ真裏にあるコロンビアといえば、おいしいコーヒーの産地としても有名。しかし、コーヒーだけでなく欧米のツアーに参戦するプロゴルファーも輩出しているのはご存知だろうか。

五輪仕様なカートも登場【五輪LivePhoto】

先日の男子ゴルフで、松山英樹らとともに銅メダルを争ったフアン・セバスティアン・ムニョスもそのひとり。激戦が繰り広げられている女子ゴルフには、リオ五輪も経験し、昨年出産したマリア・ホセ・ウリベが参戦中。と言ってもコロンビアのゴルフライフはなかなか思い浮かばないため、今回も大使館に直撃取材をしてきた。

コロンビアに行けば飛距離が伸びるってホント!?

 
コロンビア大使館のサンティアゴ・パルド特命全権大使
■コロンビアに行けば飛距離が伸びるってホント!?

「首都のボゴタでプレーすると飛距離が伸びると、駐在員など日本人ゴルファーから好評です。ぜひコロンビアへプレーにいらしてください」。そう教えてくださったのは、コロンビア大使館のサンティアゴ・パルド特命全権大使。日本でも軽井沢のような高原でプレーすると飛距離が伸びると言われているが、ボゴタの標高は約2600m。空気も薄く、ショットが伸びることからロングヒッター気分が味わそう。国土は日本の約3倍とあって、様々な地形や気候が存在することから、「多様性のあるコースを日本の人も楽しめますよ」。

本国のゴルフ連盟に加入しているプライベートとパブリックコースが50カ所、そのほかにも20カ所のコースが全土に広がる。首都ボゴタにもコースが多くあってプレーもしやすい。「日本では都内から千葉、埼玉などへゴルフに行くことが多いと思いますが、コロンビアはもっと便利ですよ」と大使は胸を張る。

19年4月から現職に就く大使。それ以前はコロンビアコーヒー生産者連合会の局長を務め、日本への滞在歴は10年を超える。ちなみに自転車競技のBMXを趣味とする。東京五輪でもBMX競技でコロンビアはメダルを獲得するだけあって、本国では人気のスポーツだ。日本ではゴルフがビジネスに直結すると知り、6年ほど前からゴルフも始めた。コロンビアに関係する企業などが参加するコンペを大使館が主催する機会も多いという。

五輪代表のふたりは“ゴルフ的インフルエンサー”

■五輪代表のふたりは“ゴルフ的インフルエンサー”

本国では若者ゴルファーが増えているといい、五輪に出場のムニョスとウリベが若い世代に与える影響も大きい。サッカーなど人気スポーツに比べると知名度はまだ低いが、年々人気が上がっている。その背景には、海外ツアーで活躍するコロンビア人プロの情報がテレビ、SNSを通して伝わるようになったことが大きいと大使は話す。両選手についても、「ムニョス選手はメダルには届きませんでしたが健闘を称えたいです。ウリベ選手は出産で引退を考えていたところ、五輪が一年伸びたことから出場が叶いましたし、良い活躍をしてほしいですね」と期待をかけている。 

プレー人口は推定2万4000人とされ、レクリエーション目的と、プロとして競技をする人に分かれる。そのうち1万4000人ほどがハンディキャップをつけてプレーするレベル。

ゴルフがまだ“発展途上なスポーツ”なのは、日本と同じくお金がかかるとの認識がある。そこを打開すべく、政府が手ごろにプレーできるパブリックコースを運営。そのあたりは、日本よりプレーしやすい環境なのかもしれない。ギアについても自分のクラブを持つ人も多いが、プライベート、パブリックコースともにレンタルができる。

クラブはどのくらいの頻度で買い替えるのかを大使に尋ねたところ、「ゴルフの道具に限らず、日本人は消費するスピードが速いと感じます。日本は技術がどんどん進化するからでしょうか」。本国では道具類をそこまで頻繁に買い替えることはないようだ。

プライベートコースは複合スポーツ施設

■プライベートコースは複合スポーツ施設

民間が運営する「プライベートコース」は日本とは少し異なり、ゴルフ場だけでなくテニスコート、サッカー場、プールといったスポーツ施設が同じ敷地内に造られている。施設全体の会員料金のほか月会費を支払う。ゴルフの場合はそこにプラスして1回のプレーフィを払うことが多いそう。

プレーフィは18ホールが50〜120ドル(5500円〜1万3000円)。朝7時ごろからプレーをはじめ、朝食をはさみ、バックナインに臨むのがコロンビアのプレーの楽しみ方。朝食はコース内のレストランで食べる。メニューはとうもろこしの粉で作った薄焼きパンの「アレパ」に、スクランブルエッグなど。もちろん、コーヒーは欠かさずチョコレートドリンクを飲む地域もある。

ゴルフ場でも愛飲される特産のコーヒーを、大使館では日本流にアイスでおもてなしいただいた。本国ではアイスコーヒーはまだ一般的ではなく、暑い地域でもホットコーヒーをブラックで飲むのが定番。

プレーが終わったら日本と同じくお風呂タイムを満喫する。お湯をはる浴槽はないものの室内を蒸気で満たすトルコ式風呂や、サウナで疲れを癒す。日本のお風呂のファンという大使は、「個人的にはお湯を張る日本のお風呂が好きです。母国にはないため、帰ったときは恋しくなります」。

素振りをしていたら日本人

コンペの際にキャディと記念撮影した大使(コロンビア大使館提供)
■素振りをしていたら日本人

大使が面白いと感じた日本の“ゴルフネタ”を紹介しよう。

コロンビアでゴルフは、ビジネスよりも家族や友人らと楽しむレクリエーション要素が強い。そのため日本のように“接待ゴルフ”はなく、ナイスショット!といった掛け声をかける暗黙のルールもない。「日本ではビジネスにゴルフが深く関係していますね。安倍前首相がトランプ前米大統領とゴルフを通して外交をしている姿は印象的でした」。

ほかのプレーヤーがアドレスに入った場面などでも、少しのおしゃべりはOKらしい。フランクなプレーを楽しむ国民性も魅力的。ドレスコードもゆるやかなようで大使は、「日本の服装のルールは厳しいと感じます」。

打ちっぱなしにも最初は驚いた。本国には練習場はないが、そのかわり地域によってはゴルフ場が数件隣接していることもあるそう。

電車を待つあいだ、ホームでスイングの練習をしている人を見かける。その様子について大使は、「日本にはゴルフ文化がとても浸透している」と感じる。母国で素振りをする人を見かけたときのこと、「妻に、“あの素振りをしている人は絶対に日本人だよ!”と言ったのです」。見事、大使の読みは的中。愉快なエピソードを披露してくださった。

コロンビアでは学生など若い男性キャディが多いことから、日本は女性のキャディが多いことに、母国との違いを感じている。キャディバッグを持ってくれるのみ、レッスンもしてくれる、プロ並みにゴルフが上手いなどのカテゴリー分けがあり、料金は1時間10〜15ドル(1100〜1700円)ほど。

自走するカートにも最初は驚いたらしい。こうやって聞いてみると、世界には多種多様なゴルフスタイルが存在するとよく分かる。
コロンビアではツアーも開催される(写真:Getty Images)
大使から日本のゴルファーにメッセージをいただいた。「コロンビアは四季がないため、いつでもゴルフが楽しめます。地域や地形など多様性のあるコースを体験して我が国を好きになってください。コロンビアは遠いと感じるかもしれませんが、みなさんが思うより身近な国。直行便はありませんが、乗り換え便の多い米国やメキシコ経由がお勧めですよ」。
コロンビア大使館では東京五輪・パラリンピックを応援する各種キャンペーンを9月5日まで展開中。コロンビアへの往復航空券やコーヒーといった特産品も当たるため、気になった人は大使館のホームページを確認するか、「コロンビアの魅力発見!キャンペーン」で検索してみてほしい。大使も、「コロンビアでプレーをするチャンスですよ!」。

コロンビアの基本情報

■コロンビアの基本情報

五輪では自転車やウエイトリフティング、陸上などで強さを見せるコロンビアの基礎知識。

国名:コロンビア共和国
首都:ボゴタ
人口:約5034万人
国土面積:113万9000平方キロメートル(日本の約3倍)
気温:山岳地のボゴタは高山気候と1年を通して14度前後。国土が広いため、熱帯、温帯、氷雪など様々な気候が存在
時差:14時間
通貨:ペソ
言語:スペイン語
宗教:カトリック
1

おすすめコンテンツ

現地直送! 国内女子ツアー撮れたてフォト
どこよりも早く! 女子プロの笑顔はライブフォトでチェック
男子ツアーLIVEフォトはコチラ
男子ツアーの熱戦をLIVEフォトでチェックしよう。
【初心者応援企画】1万円前後で買える中古ドライバー5選
ゴルフパートナーの店長が、1万円くらいで買えて、やさしく真っすぐ飛ばせる中古ドライバーを5本選んで紹介!
教えて!女子プロ先生
渋野日向子、有村智恵、香妻琴乃ら人気女子プロが、伸び悩むゴルファーのためにワンポイントレッスン
チャンスは生かす! 増枠予選会からの挑戦
女子ツアー新たな制度「増枠予選会」を突破した選手が、そのチャンスを生かそうと懸命なプレーを見せている。
木更津アウトレット おすすめゴルフショップ12選!
三井アウトレットパーク木更津の特徴とそのおすすめのゴルフショップのランキング
【プロの優勝ギア】松山英樹が“伝説の一打”を放った5番ウッドはいくらで買える?
ZOZOチャンピオンシップでイーグルを引き寄せた5番ウッドの正体は?
アプローチの強い味方“チッパー”を試してみた
オデッセイとPRGRをテスト。やさしさは共通するものの、個性もしっかりありました。
見るべきゴルフ系YouTubeは
ゴルフの世界もYouTubeは必須の情報源。そこで人気ゴルフYouTubeチャンネル仕掛け人におすすめを聞いた。
トークショーや新作ギア発表会
フォトギャラリー
写真好きの方に朗報! トーナメント写真から女子プロの秘蔵フォトまで集めました。  
渋野日向子ら人気選手の女子プロ写真館をチェック!
渋野日向子ら人気選手の女子プロ写真館。ALBA.Netでしか見られない特選フォトをチェック!
世界トッププロの連続写真を徹底解説!【超一流のスイング術】
松山にタイガーにマキロイ! 超一流たちのスイングを井上透氏が徹底解説!
何でもアンケート
あんなことやこんなこと、周りのゴルファーはどう思ってる?アンケートに答えてプレゼントをゲットしよう!
気になる隣のゴルファー事情
何でもアンケートを結果をもとに、アマチュアゴルファーの最新トレンドが丸わかり!
こんな時どうする!?
戸張捷のルール&マナー
こんな時どうする!? プレー中のトラブル処理法を戸張さんが分かりやすく解説!