連載
PICK UP
日産 新型スカイラインに昂ぶり、癒やされよ!
高速道路でのカーナビ連動ルート走行と同一車線内でのハンズオフドライブを可能としたプロパイロット2.0を搭載!
配信日時: 2019年10月23日 22時56分
日本を代表するサルーンのスカイラインに、新たな特徴が加わった。高速道路を走行中に一定の条件がそろうとハンズオフドライブ(手放し運転)が可能となった。積極的に操ってスポーティーな走りを楽しむことも、最先端システムを活用して快適、安楽に移動することもできるということ。まさに理想的なゴルファーズ・サルーンへと進化したのだ。
TEXT:塩見 智 PHOTO:篠原晃一
TEXT:塩見 智 PHOTO:篠原晃一
ドライビングシートで味わう最先端
国産車の黎明期に登場し、今日まで日本の代表的セダンであり続けてきたスカイラインがこの秋マイナーチェンジした。
同車史上最もパワフルな新型V6ターボエンジンを採用してスポーティー度を増したほか、ハイブリッドバージョンにプロパイロット2.0という最先端のADAS(先進運転支援システム)が実装され、一定条件下でハンズオフドイブ(手放し運転)が可能となった。
プロパイロット2.0とは、2016年にミニバンのセレナに初めて採用された、全車速に対応した先行車追従型のクルーズコントロールと車線中央維持支援機能が備わったプロパイロットの進化版だ。
同車史上最もパワフルな新型V6ターボエンジンを採用してスポーティー度を増したほか、ハイブリッドバージョンにプロパイロット2.0という最先端のADAS(先進運転支援システム)が実装され、一定条件下でハンズオフドイブ(手放し運転)が可能となった。
プロパイロット2.0とは、2016年にミニバンのセレナに初めて採用された、全車速に対応した先行車追従型のクルーズコントロールと車線中央維持支援機能が備わったプロパイロットの進化版だ。
2.0ではそれらの機能の精度が高度化したことに加え、カーナビに目的地を設定した状態で高速道路へ合流すると、システムが分岐の提案や、遅いクルマの追い越し支援もしてくれる。また一定区間を除く高速道路でドライバがステアリングホイールから手を放した状態(ハンズオフ)で巡航することが可能となった。
ただしあくまで運転支援であり、ドライバーは何かあればすぐにハンドルを操作できる態勢をとっていなければならない。
ハンズオフドライブ中にはドライバーを監視するカメラが作動し、安全を見守る。車載された複数のカメラ、レーダー、ソナーなどが車両の周囲360度を常時センシングすることに加え、道路の詳細情報が盛り込まれた3D高精度地図データにより、こうした機能が利用可能となった。
ただしあくまで運転支援であり、ドライバーは何かあればすぐにハンドルを操作できる態勢をとっていなければならない。
ハンズオフドライブ中にはドライバーを監視するカメラが作動し、安全を見守る。車載された複数のカメラ、レーダー、ソナーなどが車両の周囲360度を常時センシングすることに加え、道路の詳細情報が盛り込まれた3D高精度地図データにより、こうした機能が利用可能となった。
ゴルフ帰りは疲れ知らずのドライブ
筆者もハンズフリーを体感してみた
ゴルフ場へ向かう朝のドライブでは、少しでも身体を活性化させるために積極的に運転を楽しむというゴルファーが多いのではないだろうか。
熟成が進んだスポーティーハイブリッドシステムを搭載したスカイラインは、燃費を気にすることなくダイナミックなドライブを楽しみ、ラウンドに向けて自分を昂ぶらせるのにうってつけだ。
GTを名乗るだけのことはあり、ハイブリッドであっても燃費一辺倒ではなく、右足を踏み込めばどこからでも力強い加速を味わうことができる。システム出力364ps(エンジンとモーターのパワーを合計したもの)は伊達ではない。
一方でコースから自宅へ戻るドライブは、ラウンドで疲れた身体をねぎらうように運転支援を活用しながらドライブするのが理想。最先端の運転支援システムであるプロパイロット2.0が実装されていればそれも可能だ。
インテリジェントクルーズコントロールを作動させれば、アクセルとブレーキの操作が自動化されるのに加え、手を放した状態での走行が可能。ドライバーはリラックスして前方を注視していればよい。運転中も楽だと感じるが、運転後の疲労の少なさによってそのありがたさを知ることとなる。
場面に応じてドライバーを昂ぶらせてもくれ、癒やしてもくれるのがスカイラインなのだ。
熟成が進んだスポーティーハイブリッドシステムを搭載したスカイラインは、燃費を気にすることなくダイナミックなドライブを楽しみ、ラウンドに向けて自分を昂ぶらせるのにうってつけだ。
GTを名乗るだけのことはあり、ハイブリッドであっても燃費一辺倒ではなく、右足を踏み込めばどこからでも力強い加速を味わうことができる。システム出力364ps(エンジンとモーターのパワーを合計したもの)は伊達ではない。
一方でコースから自宅へ戻るドライブは、ラウンドで疲れた身体をねぎらうように運転支援を活用しながらドライブするのが理想。最先端の運転支援システムであるプロパイロット2.0が実装されていればそれも可能だ。
インテリジェントクルーズコントロールを作動させれば、アクセルとブレーキの操作が自動化されるのに加え、手を放した状態での走行が可能。ドライバーはリラックスして前方を注視していればよい。運転中も楽だと感じるが、運転後の疲労の少なさによってそのありがたさを知ることとなる。
場面に応じてドライバーを昂ぶらせてもくれ、癒やしてもくれるのがスカイラインなのだ。
スカイラインは、ゴルファーズ・サルーン
ハイブリッドシステムを搭載するスカイラインは、リヤシートの後ろに駆動用バッテリーを搭載するにも関わらず、385リッターのトランク容量が確保されている。容量が十分なだけでなく左右幅が十分に確保されていて、さらに開口部も広いため、複数のキャディバッグを積載するのに適している。
あらゆる角度からチェックすればするほど、新型スライラインが極上のゴルファーズ・サルーンであることがわかる。
あらゆる角度からチェックすればするほど、新型スライラインが極上のゴルファーズ・サルーンであることがわかる。
1 / 5
躍動感のあるデザインが、クラブハウスにも映える
【SPEC】
スカイラインGT Type SP(ハイブリッド)616万円 全長× 全幅× 全高=4810×1820×1440mm/ホイールベース2850mm/駆動方式FR /車両重量1840kg /エンジン3.5リッターV6ターボ +モーター/トランスミッション 7速AT/モーター/システム最高出力364ps
スカイラインGT Type SP(ハイブリッド)616万円 全長× 全幅× 全高=4810×1820×1440mm/ホイールベース2850mm/駆動方式FR /車両重量1840kg /エンジン3.5リッターV6ターボ +モーター/トランスミッション 7速AT/モーター/システム最高出力364ps
連載