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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】全米女子オープン最終予選で見えてきたもの
【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】全米女子オープン最終予選で見えてきたもの
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2018年5月16日 08時25分
川岸史果をはじめとする4人が8日、茨城県の大利根CCで行われた全米女子オープン日本最終予選を突破し、本戦(現地時間5月31日〜6月3日、米国アラバマ州・ショールクリーク)出場権を獲得した。川岸は昨年に続く2度目の出場となり、予選2位の蛭田みな美、3位の高山佳小里、4位の香妻琴乃はいずれも初出場。大舞台で何をつかんで帰って来るかが楽しみだ。
【写真】香妻琴乃らが本戦出場を決めた全米女子OP予選フォト
その一方で気になるのは、日本でのこの予選に対する興味の薄さだ。出場人数によって変動はするが、今年の本戦切符は4枚もあったのに、出場したのはわずかに68人。本戦に出られるかどうかも分からないのに、わざわざ渡米して米国での予選に挑戦するという話ではない。前の週、プロの試合があった場所から遠くないコースで(ここはUSGAとJGAが便宜を図り、選手の都合に合わせてくれている)挑めるというのに、だ。
全米ゴルフ協会(USGA)主催の同大会の出場資格は「プロ及び、ハンディキャップインデックス2.4以下のアマチュア」というもの。つまり、女子のトップゴルファーすべてに門戸が開かれている。36ホールストロークプレーと、肉体的にはきついかもしれないが、悪天候でもない限り1日で終わる。つまり、挑戦しやすいようにできている。それなのに、たった68人しかその舞台に立とうともしないなんて、もったいないことこの上ない。
最終予選の前に地区予選があり、そこからの参加者を合わせると毎年、1万人前後になる男子の「全米オープン」には及ばない。だが、それでも今年も1592人の腕に覚えがある女子ゴルファーたちが、予選から大一番に挑んでいる。それを考えれば、日本の最終予選にこれしか出ないのは寂しい限りではないか。
世界中のより多くのゴルファーが参加できるようにと、USGAが予選を海外で行い始めたのは2014年からのこと(全米オープンは2005年から)。それまでは、予選といえども米国まで行かねばならず、日程的にも経済的にも海外の選手にはハードルが高かった。だが、現在、25か所で行われている女子オープン最終予選のうち4会場が米国以外。日本、韓国、中国、イングランドとなっている。つまり、現在の日本のトップゴルファーたちは恵まれている。そのことがどれだけ分かっているのだろうか。
【写真】香妻琴乃らが本戦出場を決めた全米女子OP予選フォト
その一方で気になるのは、日本でのこの予選に対する興味の薄さだ。出場人数によって変動はするが、今年の本戦切符は4枚もあったのに、出場したのはわずかに68人。本戦に出られるかどうかも分からないのに、わざわざ渡米して米国での予選に挑戦するという話ではない。前の週、プロの試合があった場所から遠くないコースで(ここはUSGAとJGAが便宜を図り、選手の都合に合わせてくれている)挑めるというのに、だ。
全米ゴルフ協会(USGA)主催の同大会の出場資格は「プロ及び、ハンディキャップインデックス2.4以下のアマチュア」というもの。つまり、女子のトップゴルファーすべてに門戸が開かれている。36ホールストロークプレーと、肉体的にはきついかもしれないが、悪天候でもない限り1日で終わる。つまり、挑戦しやすいようにできている。それなのに、たった68人しかその舞台に立とうともしないなんて、もったいないことこの上ない。
最終予選の前に地区予選があり、そこからの参加者を合わせると毎年、1万人前後になる男子の「全米オープン」には及ばない。だが、それでも今年も1592人の腕に覚えがある女子ゴルファーたちが、予選から大一番に挑んでいる。それを考えれば、日本の最終予選にこれしか出ないのは寂しい限りではないか。
世界中のより多くのゴルファーが参加できるようにと、USGAが予選を海外で行い始めたのは2014年からのこと(全米オープンは2005年から)。それまでは、予選といえども米国まで行かねばならず、日程的にも経済的にも海外の選手にはハードルが高かった。だが、現在、25か所で行われている女子オープン最終予選のうち4会場が米国以外。日本、韓国、中国、イングランドとなっている。つまり、現在の日本のトップゴルファーたちは恵まれている。そのことがどれだけ分かっているのだろうか。