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石川遼、スイング改造の参考にしたのはあの名選手

2017年12月31日07時05分

スイング改造に取り組んでいる石川遼、現在の完成度は?

 

スイング改造に取り組んでいる石川遼、現在の完成度は?(撮影:村上航)

5年間戦ってきた米国男子ツアーの新シーズンの出場権を失い、10月の「日本オープン」から日本ツアーに復帰した石川遼。スイング改造に取り組みながら戦い、国内での自己ワーストとなる5試合連続の予選落ちと苦しんだ。しかし、自身の最終戦となった「カシオワールドオープン」では2位フィニッシュ。プレーの手ごたえをつかみ、シーズンを終えた。なぜ国内復帰後に、スイング改造に取り組んだのか。自身の理想がどこにあるのか、オフの練習の合間に時間をもらい聞いてみた。

フェニックスの練習場で頭の動きをチェックする石川

2013年から米国男子ツアーを主戦場とした石川は1年目から洗礼を浴びた。日本ツアーで12年の平均ドライビングディスタンスは14位だったが、米国では13年の時点で61位。国内では“飛ぶ”ほうの選手から、アメリカでは“普通”に選手に。アドバンテージの1つを取り戻そうと考えるのは必然だ。日本と米国のタフなコースでの戦っていく中で、飛距離を出そうとしているうちに知らず知らずのうちにスイングが変化していたという。

また12年ごろから腰痛に苦しめられたいたが、それもスイングに悪影響を与えた。「前傾姿勢を保ってフォロースルーをしていく時の腰へのストレス、圧迫を14年ぐらいから感じるようになってきた。それから腰に楽をさせて飛ばそうとしていたのかなと思います」(石川)。13年はシード権を確保できず、下部ツアーとの入れ替え戦へ。そこで13位に入り、翌年の出場権をつなぐと、14年と15年はシードを維持したが、15-16シーズンに腰痛が悪化。その年は公傷制度を利用し5ヶ月の休養を余儀なくされるなど米国ではケガにも苦しめられた。

その結果できあがってしまったのが改造に取り組む前の“悪い”スイングだ。ダウンスイングで少し上体が起き上がり肩が開く、インパクト時点でボールと体との距離が離れてしまうため、腕を大きく動かしてボールを捕まえていた。しかし、これだとフェースローテーションが大きくなるため、インパクトのタイミングがズレると大きく曲がってしまう。そこで、国内復帰を機に10年後を見据えスイングを変えることを決意した。その時に参考にしたのがメジャー通算14勝を誇るあの名手だった。

タイガー・ウッズの99年から14年までの15年分の連続写真をいただいて、それを全部見ました。年によって違いがあるのですが、一貫して変わらなかったのは肩がタテに動いていること。ボクはフォローでフェースが下を向いてしまっていますが、トップの選手たちはフェースが直角でそんなにフェースをローテーションしていない。あと00年ぐらいはスイングの力感がないけど、ボールに伝わる力がズバ抜けている。それが理想ですね」(石川)。前傾姿勢を保ったまま肩を回し、肩の開きを押さえフェース面を安定させる。自身も10年の調子の良かった時にはできていた動きだが、それをウッズのスイングで思い出し、10月から新たな挑戦を始めた。

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