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【辻にぃスイング見聞】ポイントは右足の粘り 元世界1位ユ・ソヨンに見る体重移動のコツ
【辻にぃスイング見聞】ポイントは右足の粘り 元世界1位ユ・ソヨンに見る体重移動のコツ
所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net
配信日時: 2017年12月10日 06時13分
今季、国内女子ツアーで活躍した注目選手のスイングから強さの要因を探る“Playback LPGATour2017”。第6回は2011年の「全米女子オープン」など米国女子ツアー通算5勝を誇り、今年6月には世界ランキング1位の座についたユ・ソヨン(韓国)をフォーカス。上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏に解説してもらった。
【スイング連続写真】右足の使い方にユ・ソヨンの強さがあった
ユ・ソヨンさんを今年見たとき、昨年よりも体を大きくしてパワフルになったという印象を受けました。スイング的には、バックスイングでは早めに手首のコックを使ってクラブを上げています。特徴的なのは、ダウンスイングです。飛球線後方からの写真を見ると分かりますが、クラブが腰の高さまで下りてきた状態でも、まだクラブヘッドが頭よりも内側にあります。手やヒジに余計な力を入れることなく、トップでつくった形を右脇腹の位置まで崩さないことにより、インサイドからボールを叩ける形をつくっているわけです。そこから一気に解放してボールをとらえていきますが、まさにドローヒッターの打ち方だといえますね。
また、ダウンスイングでの右足にも注目してください。右ヒザの力のベクトルが地面に向かっています。この踏み込み方は最近の主流ですが、インパクトポイントが目標方向に流れないメリットがあります。右足カカトがまったく浮かずに、右ヒザを内側に絞りながら、しっかりと軸足である右足に体重を乗せます。右足体重の時間が長ければ、それだけ軸足の上で体を回転できることなので、正確なインパクトを迎えることが可能です。ショットメーカーならではの特徴だといえるでしょう。
アベレージゴルファーは、ダウンスイングの切り返しで左足に体重を乗せることが体重移動だと思うかもしれませんが、それだと正確なインパクトを迎えにくくなります。右足に体重を乗せている時間を長くした後で、左足に体重を移していくのが理想です。どれだけ右足の上で捻転した上体を捻り戻せるかがポイントになると考えましょう。そのうえで、インパクト間際で右足の蹴りを使います。それがパワーをしっかりとボールに伝えるコツになります。
インパクト後は、クラブヘッドで円を描くというよりも、目標方向に大きく振り出していくイメージです。ドローヒッターなので、アッパーブロー気味にボールをとらえているのでしょう。
【スイング連続写真】右足の使い方にユ・ソヨンの強さがあった
ユ・ソヨンさんを今年見たとき、昨年よりも体を大きくしてパワフルになったという印象を受けました。スイング的には、バックスイングでは早めに手首のコックを使ってクラブを上げています。特徴的なのは、ダウンスイングです。飛球線後方からの写真を見ると分かりますが、クラブが腰の高さまで下りてきた状態でも、まだクラブヘッドが頭よりも内側にあります。手やヒジに余計な力を入れることなく、トップでつくった形を右脇腹の位置まで崩さないことにより、インサイドからボールを叩ける形をつくっているわけです。そこから一気に解放してボールをとらえていきますが、まさにドローヒッターの打ち方だといえますね。
また、ダウンスイングでの右足にも注目してください。右ヒザの力のベクトルが地面に向かっています。この踏み込み方は最近の主流ですが、インパクトポイントが目標方向に流れないメリットがあります。右足カカトがまったく浮かずに、右ヒザを内側に絞りながら、しっかりと軸足である右足に体重を乗せます。右足体重の時間が長ければ、それだけ軸足の上で体を回転できることなので、正確なインパクトを迎えることが可能です。ショットメーカーならではの特徴だといえるでしょう。
アベレージゴルファーは、ダウンスイングの切り返しで左足に体重を乗せることが体重移動だと思うかもしれませんが、それだと正確なインパクトを迎えにくくなります。右足に体重を乗せている時間を長くした後で、左足に体重を移していくのが理想です。どれだけ右足の上で捻転した上体を捻り戻せるかがポイントになると考えましょう。そのうえで、インパクト間際で右足の蹴りを使います。それがパワーをしっかりとボールに伝えるコツになります。
インパクト後は、クラブヘッドで円を描くというよりも、目標方向に大きく振り出していくイメージです。ドローヒッターなので、アッパーブロー気味にボールをとらえているのでしょう。