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片山晋呉がプロとしてマッチプレー初V!129ホールを戦い抜き、104人の頂点に

2017年09月10日16時53分

勝負を決めてガッツポーズ!44歳のベテランに訪れた歓喜の瞬間だ(撮影:佐々木啓)

<ISPSハンダマッチプレー選手権 決勝・3位決定戦◇10日◇浜野ゴルフクラブ(7,217ヤード・パー72)>

片山晋呉の2アップで迎えた16番パー5。先に2オンに成功していたH・W・リュー(韓国)に負けじと、片山もピン右1・5メートルに2打目を乗せる。グリーンをぐるりと囲んだギャラリーが見つめる中、先にリューがイーグルパットを外す。その後で慎重にラインを読み、自分のルーティンでアドレスに入る片山。そのウイニングパットを沈めた瞬間、思わずヒザから崩れ落ちる。それほど、ここまでの道程は長かった。1回戦から数えて、実に129ホール目、練習ラウンドを含めると、200ホールを超えていた。

優勝カブトをかぶった片山、凛々しい!

「正直、大会前は自分が勝つ確率は低いと思っていました。44歳という年齢でこれだけのラウンドをこなすのは大変ですし、明らかに若い選手のほうが有利ですからね」。

しかし、その不安を打ち消したのは、片山自身がずっと口にしていた“経験”だ。ツアー30勝の実績はダテではない。これまで数多くの強敵を倒し、体の中に蓄積した勝負勘は今大会でも威力を発揮した。リューとの決勝戦でもそれは変わらない。

「高山(忠洋)選手に聞いたら、リュー選手は準決勝で長いパットを決めまくっていたようです。自分の経験から、2日連続で長いパットが入ることはありません。だったら、ボギーを打たないことだけに集中しようという作戦にしました」。

ピンが前日までよりもさらに厳しい位置に切ってあることも頭の中に入っていた。チャンスにつかなければ、そう簡単にバーディを奪えないという計算から、よけいにパーセーブに徹した。実際、どんなに2打目が短い距離でもピンを狙わず、上りのラインが残るセーフティゾーンにボールを落とし続けた。勝負を決めた16番にしても、たまたま自分の持った5番ユーティリティと風向き、残り距離が一致しただけにすぎない。狙いはあくまでも上りのラインが残るポイントだった。そこまで自分の作戦に徹し切ることができるのが片山の強い秘密だといえる。

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