落胆から歓喜 ゴルフの醍醐味と心地良さ【舩越園子コラム】 | ALBA.Netのゴルフニュース

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落胆から歓喜 ゴルフの醍醐味と心地良さ【舩越園子コラム】

2017年05月08日12時08分

あの72ホール目のグリーン上でハーマンの胸の中は不安でいっぱいだったそうだ。「15番では3パットしたばかりだったから以後はパットが不安だった。18番の3打目のチップは決してグレートではなかった。でも僕は必死に信じようとした。3打目で乗せたグリーン上のあの位置は、あれが狙うべき位置だったのだと思うようにした。ずっとハードワークを続けてきたのだから、僕にはできる、僕ならできると自分に言い聞かせ、信じようとした」

そうしたら、9メートルのバーディパットはカップに吸い込まれ、世界一のDJらを押さえ込んで逆転優勝。2014年のジョンディア・クラシック以来、通算2勝目。30歳のレフティが挙げた3年ぶりの勝利。信じるものは救われる――ハーマンのうれしそうな笑顔から、そんなフレーズが聞こえてきた。

マスターズの初日スタート前に棄権したDJの出場4試合連続優勝は惜しくも達成されなかったが、6試合ぶりの実戦でいきなり優勝に迫った復活ぶりは、さすがだった。

階段から転落して強打した背中と左ひじの回復に努めていたDJがクラブを握ったのは、今大会のわずか10日前のこと。初日は「少し守りに入ったが、アンダーパーだからOK」と自分に言い聞かせた。2日目はやや低迷したが、3日目と最終日で巻き返し、2位タイに終わったものの、「フィーリングも調子も戻りつつある」と自身の復帰ぶりにまずは合格点を付けた。

DJと並んで2位になったペレツは世界ランキング上位50位以内にジャンプインし、全米オープンの地区予選をスキップできることを喜んでいた。

72ホール目でイーグルを奪えばハーマンに追いつくことができたラームは5番ウッドでもグリーンをオーバーし、結果は4位に終わったが、22歳の新鋭は今季すでに挙げた初優勝にさらなるトップ10フィニッシュを次々重ね、爽やかな笑顔と急速な成長ぶりを披露してくれた。それぞれが力を出し尽くし、それぞれが満足感を得た最終日。心地良い空気が伝わってきた。

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