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上田桃子は必ずまた優勝争いをします!熊本の皆さん待っていてください!【辻にぃ見聞】
上田桃子は必ずまた優勝争いをします!熊本の皆さん待っていてください!【辻にぃ見聞】
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2017年4月17日 22時37分
「KKT杯バンテリンレディス」は西山ゆかりが大逆転優勝。初日から首位を走った熊本出身の上田桃子は最終ホールで追いつかれ地元Vを逃した。震災の影響により1年ぶりに開催されたということもあって異様な雰囲気の中行われた戦いを、その上田らを指導するプロコーチの辻村明志氏が振り返る。
【関連写真】火の国で分かれた明暗…西山ゆかりの笑顔と上田桃子の涙
■優勝スコアは今季最少 理由は地面の固さ
西山ゆかりの優勝スコアはトータル4アンダー。昨年を含めても下回ったのはトータル1オーバーの決着となった「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」のみ(「日本女子オープン」が同スコア)と今大会はメジャー級の難易度を誇った。その理由を辻村氏は地盤の固さだと分析する。
「雨が降っても11フィートのスピードを誇った硬くて速いグリーンが多くの選手を苦しめましたが、同じく固いという意味ではフェアウェイも一緒です。今大会はコース全体の地が固いため、ティショットでも縦の距離感が合っていなければだめでした。ドッグレッグでは突き抜けて林の中、という場面も少なくありませんでした。また220ヤード地点前後のところにバンカーを効かせていて実際のフェアウェイは狭い。ティショットの精度、高速グリーンへの対応が求められました」
■西山ゆかりが優勝できた要因は“試合を想定”できていること
そんな難しい状況でカップを手にした西山のスイングの特徴として「深いトップでワイドにゆったりしたスイング」を挙げる。「ゆったり振るから、ボールも“ギュン”と曲がらずゆっくり落ちていく。持ち球はハイドローであれこれ打ち分けるタイプではなく、1つのスイングを1つのテンポで変わらず続けることが持ち味です」。その絶対に大きく曲がらないショットが熊本制覇に大きく貢献した。
加えて“練習で試合を想定できている”ことも優勝できた要因だ。「彼女は1年を通して調子の波が少ない。それは自分独自の確固たる調整法が身に付いているからです。例えば練習場では3〜4割でのフォームチェックを欠かしていません。これは優勝争いをしているときでも変わらない調整法です」
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■優勝スコアは今季最少 理由は地面の固さ
西山ゆかりの優勝スコアはトータル4アンダー。昨年を含めても下回ったのはトータル1オーバーの決着となった「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」のみ(「日本女子オープン」が同スコア)と今大会はメジャー級の難易度を誇った。その理由を辻村氏は地盤の固さだと分析する。
「雨が降っても11フィートのスピードを誇った硬くて速いグリーンが多くの選手を苦しめましたが、同じく固いという意味ではフェアウェイも一緒です。今大会はコース全体の地が固いため、ティショットでも縦の距離感が合っていなければだめでした。ドッグレッグでは突き抜けて林の中、という場面も少なくありませんでした。また220ヤード地点前後のところにバンカーを効かせていて実際のフェアウェイは狭い。ティショットの精度、高速グリーンへの対応が求められました」
■西山ゆかりが優勝できた要因は“試合を想定”できていること
そんな難しい状況でカップを手にした西山のスイングの特徴として「深いトップでワイドにゆったりしたスイング」を挙げる。「ゆったり振るから、ボールも“ギュン”と曲がらずゆっくり落ちていく。持ち球はハイドローであれこれ打ち分けるタイプではなく、1つのスイングを1つのテンポで変わらず続けることが持ち味です」。その絶対に大きく曲がらないショットが熊本制覇に大きく貢献した。
加えて“練習で試合を想定できている”ことも優勝できた要因だ。「彼女は1年を通して調子の波が少ない。それは自分独自の確固たる調整法が身に付いているからです。例えば練習場では3〜4割でのフォームチェックを欠かしていません。これは優勝争いをしているときでも変わらない調整法です」