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【辻にぃスイング見聞】躍進の笠りつ子、超レベルターンで体の回転スピードNO.1
【辻にぃスイング見聞】躍進の笠りつ子、超レベルターンで体の回転スピードNO.1
所属 ALBA Net編集部
標 英俊 / Hidetoshi Shimegi
配信日時: 2016年12月14日 09時00分
今季国内女子ツアーで活躍した注目選手の強さの要因を探る“Playback LPGATour2016”。第2回目は今季2勝を挙げて、日本人最上位の賞金ランク3位に入った笠りつ子をフォーカス。イ・ボミ(韓国)と最後まで賞金女王を争う躍進のシーズンとなったが、笠の強さの秘密をツアープロコーチの辻村明志氏に解説してもらった。
【連続写真】超レベルターンで体の回転スピードNO.1!笠りつ子のスイング写真(10枚)
笠の凄さを評するワードは“超レベルターンで体の回転スピードNO.1”と辻村氏。レベルターンとは、地面に対して平行に回ることだが、肩や腰が上下しないので、当然スイング軌道が安定する。シンプルに一つの軸を“まるでコマのように”素早く回転しつつ、つねに腕・クラブを体の正面で維持することで安定した力強いショットを放つのが、笠の強みだ。
「ノーコックで手元の動きを最小限に抑えた手打ちとは無縁の回転スイング…彼女はスイングを難しく考えないタイプですね。好調維持の理由は“リズム・打点・振り切る”と3点だけを考えるシンプル思考にあります。“つねに最後まで振り切る”意識が回転スピードを生み出しているのです(辻村氏)」
手元と体の距離を変えることなく、切り返しからフィニッシュまで一気に体をターン。回転スピードは速くとも、ミスに繋がる余計な動作が生まれないスイングなのでミート率も非常に高く、ショットが安定するというわけだ。今季、ドライバーの飛距離が大幅に伸びたのもスイングに磨きがかかっている証拠と言えるだろう。“スイングのシンプル化”ができれば、あとはアドレス時の方向性の管理のみだが、この部分は練習で重点的にチェックしている。
「ボールの前後と出球の向き…アドレス時のツマ先のラインと平行に、3本のスティックを置き、体のアライメントと出球のチェックをする練習は1年を通して取り組んでいました。彼女はオンとオフがしっかりしており、毎週の会場入りもほかの選手より一日遅い。それは取り組むべき課題が見えており、調子のバロメーターチェックを最小限にとどめることができるからです。リフレッシュの時間が確保できるので、一年通してコンディショニングに大きな波を立てずに挑めた。毎週見ていましたが、大崩れする様子は一切見られませんでしたから(辻村氏)」
【連続写真】超レベルターンで体の回転スピードNO.1!笠りつ子のスイング写真(10枚)
笠の凄さを評するワードは“超レベルターンで体の回転スピードNO.1”と辻村氏。レベルターンとは、地面に対して平行に回ることだが、肩や腰が上下しないので、当然スイング軌道が安定する。シンプルに一つの軸を“まるでコマのように”素早く回転しつつ、つねに腕・クラブを体の正面で維持することで安定した力強いショットを放つのが、笠の強みだ。
「ノーコックで手元の動きを最小限に抑えた手打ちとは無縁の回転スイング…彼女はスイングを難しく考えないタイプですね。好調維持の理由は“リズム・打点・振り切る”と3点だけを考えるシンプル思考にあります。“つねに最後まで振り切る”意識が回転スピードを生み出しているのです(辻村氏)」
手元と体の距離を変えることなく、切り返しからフィニッシュまで一気に体をターン。回転スピードは速くとも、ミスに繋がる余計な動作が生まれないスイングなのでミート率も非常に高く、ショットが安定するというわけだ。今季、ドライバーの飛距離が大幅に伸びたのもスイングに磨きがかかっている証拠と言えるだろう。“スイングのシンプル化”ができれば、あとはアドレス時の方向性の管理のみだが、この部分は練習で重点的にチェックしている。
「ボールの前後と出球の向き…アドレス時のツマ先のラインと平行に、3本のスティックを置き、体のアライメントと出球のチェックをする練習は1年を通して取り組んでいました。彼女はオンとオフがしっかりしており、毎週の会場入りもほかの選手より一日遅い。それは取り組むべき課題が見えており、調子のバロメーターチェックを最小限にとどめることができるからです。リフレッシュの時間が確保できるので、一年通してコンディショニングに大きな波を立てずに挑めた。毎週見ていましたが、大崩れする様子は一切見られませんでしたから(辻村氏)」