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【男子ツアーの深層】優勝争い終盤の“勝負の分かれ目”を感じ取れる二人の経験値

2016年11月08日07時10分

谷原の終盤に連続バーディを引き出す力は、ショット力だけでなく経験値からくる部分も大きい

 

谷原の終盤に連続バーディを引き出す力は、ショット力だけでなく経験値からくる部分も大きい(撮影:標英俊)

 谷原秀人の今季3勝目で幕を閉じた国内男子ツアー『HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP』。賞金王を争う池田勇太との“最終日最終組直接対決”。ギャラリーにとって最高のシチュエーションとなったが、一進一退の攻防のなかプレーオフで決着。谷原は4打差リードでスタートしたものの、池田の猛チャージで中盤には2打差ビハインドに…。だが執念の粘りで16番、17番の連続バーディで追いつき、勝利を手にした。どちらが勝ってもおかしくないハイレベルな競り合いだったが、優勝争いの裏側を、JGTOトーナメント担当理事で同大会のホールロケーションを担当した田島創志氏に語ってもらった。

【関連】池田とのプレーオフを制し、力強いガッツボーズを見せる谷原秀人

■ 16番パー3でハッキリと現れた優勝経験者と未経験者の差

 最終日の見どころのひとつはハーフターン後の10番。池田が前半に3つ伸ばしたことで谷原13アンダー、稲森佑貴12アンダー、池田11アンダーと混戦状態になっていた。1ホールの間に順位が引っくり返る僅差で迎えた最難関ホール、499ヤード・パー4。ここで谷原はまさかのダブルボギーを叩き、ボギーとした稲森に並ばれ、同じくボギーの池田とは1打差。一気に緊迫感は増した。

 そして12番544ヤード・パー5で順位はさらに動く。1打差を追う池田は、ティショットをフェアウェイ左サイドのラフに入れ、2オンを狙うには大きな木の影響でスタイミーな状況となった。だが3番ユーティリティを振りぬくと、大きく曲げたドローボールはピン方向へ生き物のように向かっていき、7mのイーグルチャンスに。これを見事決めきり、豪快なガッツポーズ。一方、稲森はバーディとしたものの、谷原はパーで首位陥落。10番に次ぐ難関ホール、502ヤード・パー4でも池田がスコアを落とさずしのいだのに対し、谷原はボギー。この時点で池田が12アンダー、稲森が11アンダー、谷原が10アンダーと流れが池田に傾いていった。

 そしてスコアが動かないまま迎えた上がり3ホール。田島氏は16番パー3が優勝争いに最も影響を与えたキーホールであったと見ている。

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