【佐藤信人、勝負の明暗】小平智の“凄み”を感じた9番ホール | ALBA.Netのゴルフニュース

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【佐藤信人、勝負の明暗】小平智の“凄み”を感じた9番ホール

2016年10月25日12時17分

 ティショットは強振したのですがボールは右へ。林に入ってしまいました。セカンドは低く出そうとしたら木に当たって、思ったよりもあまり前に進みませんでした。3打目は192ヤード残りました。ピンは右手前で風は強烈なフォロー、グリーンを外したらボギーがきそうな感じがありました。ティショット、セカンドと続けてミス。ここはパーでもいいかと思う場面ですが彼は違った。3打目を約5メートルにつけて、バーディを奪ったのです。

●先週の松山英樹とのラウンドが刺激に

 このホールは18番に隣接していて、グリーンに上がる際にボードが見えます。その時はキョンテと2打差がついてました。彼ははっきりとそれを見た上で、バーディパットを入れました。スコアを伸ばす算段ができるホールでボギーにしたらかなり流れが悪くなるなと思って見ていましたが、ミスが続いた中でもバーディを奪取。凄いな、と思いました。

 最終日は風が強くてスコアを落とす選手も多かったのですが、じっとしていれば上が落ちてくるかもという感じではなく、自分からどんどん行こうという強い姿勢を感じました。優勝できなかったり、してない選手からは“一歩前に行かない”印象を受けます。彼にはそういう感じがなかったですね。

 思えば朝から気合が入っていました。オナーのホールが多かったこともありますが、ティグラウンドから1番で歩いていって、他の選手との会話ほとんどなくずっと組の先頭を歩いていくんですよ。それは最後まで変わりませんでした。彼のキャディにいつもあんなに歩くのか聞いてみたのですが、「いつも速めですけど、今日は一段と速いというか気合が入ってる感じですね」。歩く姿からも、アグレッシブさが溢れていました。

 本当に“強いゴルフ”でした。先週の日本オープンで松山君と回りいい刺激を受けたのでしょう。あの領域に早く行きたい、という強い思いがプレーにも表れていました。意識の高さが随所で感じられましたし、風の中で上手い、ショットが切れているといった技術以上の“凄み”を見せてもらいました。

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