ケガから目指した夢の五輪 大山志保は42位タイで終える
ケガから目指した夢の五輪 大山志保は42位タイで終える
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2016年8月20日 19時40分
<リオデジャネイロ五輪ゴルフ女子 最終日◇20日◇オリンピックゴルフコース(6,245ヤード・パー71)>
メダル争いから遠く離れた裏街道でのスタート。大山志保は2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの“74”で最終日も3つスコアを落とし、トータル8オーバーの42位タイで五輪での戦いを終えた。
【関連】大山志保の楽しく苦しかった4日間を写真で振り返る!
“77”を叩いて失速し涙にくれた前日は、日が傾くまで丸山茂樹ヘッドコーチのもと不調のパッティング練習を繰り返した。入念に取り組んだのはわずか1メートルの距離だったが、打てども打てども思うように決まらない。それほどパットの状態は深刻だった。
この日もINスタートの11番、12番と連続3パット。「この2日間は3パットだけでオーバーパーを打っている。パターの感覚がつかめなくて、最後はわからなくなった」。直前に首痛による欠場も相次ぎ調整も思うようにできず、「(遅れを)取り返したいと思って練習していたけど、この大会にピークを持ってくることの重要さを改めて感じた」。誰よりも強い思いを示してきた五輪の舞台で、本来の力は発揮できなかった。
結果は決して納得のできるものではない。力を出し切れたという思いもない。ただ、「精一杯、4日間自分のできることはやりました」と悪い中でも歯を食いしばってコースに立ち続けた。2009年にリオ五輪でゴルフ競技が実施されることが決まると、同年10月に「もうゴルフはできないとも言われた」左ひじ靭帯損傷の手術を受けた。この五輪の舞台に立つことをモチベーションに治療を続けてカムバック。そうしてつかんだ日本代表だけにあきらめることなどできるはずもなかった。
メダル争いから遠く離れた裏街道でのスタート。大山志保は2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの“74”で最終日も3つスコアを落とし、トータル8オーバーの42位タイで五輪での戦いを終えた。
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結果は決して納得のできるものではない。力を出し切れたという思いもない。ただ、「精一杯、4日間自分のできることはやりました」と悪い中でも歯を食いしばってコースに立ち続けた。2009年にリオ五輪でゴルフ競技が実施されることが決まると、同年10月に「もうゴルフはできないとも言われた」左ひじ靭帯損傷の手術を受けた。この五輪の舞台に立つことをモチベーションに治療を続けてカムバック。そうしてつかんだ日本代表だけにあきらめることなどできるはずもなかった。