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ゴルフ初心者でもわかる!メダル候補はこんなヒト 片山晋呉編
ゴルフ初心者でもわかる!メダル候補はこんなヒト 片山晋呉編
所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita
配信日時: 2016年8月9日 12時32分
池田勇太とともに日本代表としてリオオリンピックに臨む片山晋呉。昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ 」で優勝するなど、衰えを知らないベテランが日の丸を背負う。
【解説】飛び秘訣は遠心力!片山晋呉スイング連続写真(計10枚)
片山はゴルフの名門である茨城の水城高校から、日本のヘッドコーチを務める丸山茂樹らを輩出した日本大学に進学。プロ転向後は米国でミニツアーに参戦するなどしながら3年目に初シードを獲得した。翌年の1998年に「サンコーグランドサマーチャンピオンシップ」で初優勝を達成。それを皮切りに積み上げたカップは実に29個。賞金王は5回、すでに永久シードを手にするなどまさに日本ツアーのレジェンド。また、2001年「全米プロゴルフ選手権」、2009年「マスターズ」といった海外メジャーで4位に入るなど国際経験も豊富だ。
そんな片山のスイングをツアープロコーチの堀尾研仁氏は「身体をうまく使ってスイングするタイプ」と話す。「バックスイングの途中、半分くらい肩が回転したときに、ひざがほとんどアドレス時から動いてない。身体のねじれをスイングの初期段階でうまく作っている。さらに、トップまできたときも肩がすごく良く入っている。でも、ひざは最小限の動き。つまりねじれがしっかりできているということ」。
「そこからインパクトに向かっていくわけですが、きちっと頭を残してリリースしています。ヘッドを加速させる動きですね。飛距離を出すためには、フォロースルーで引っ張り合いの遠心力をかけたいわけですが、そのためにはヘッドアップしないことが大事です。片山プロは体が大きいほうではないですが、距離が出るのはそういう部分だと思います」。43歳になっても毎年のように飛距離が伸びている秘密はそこにあるという。「道具の進化もあると思いますが、ヘッドに上手く伝えるということを求めてきた結果だと思います。遠心力をうまく使っているところをアマチュアの人もぜひ参考にしてほしい」。
もう1つ昔との違いについて、年々体重移動をあまり使わないかたちになったと続ける。「今はどちらかというと流行りの一軸スイングですね。昔はもっと右方向にたくさん使っていたと思うけど、ほぼ一軸になっている。それが安定感を生んでいます。“体幹をしっかり鍛えている人なら、限りなく小さな移動でもパワー出せるよね”というのが最近のアメリカツアーの流行。一軸にしたのは、ここ数年の体幹トレーニングの成果でもあると思います」と解説する。
【解説】飛び秘訣は遠心力!片山晋呉スイング連続写真(計10枚)
片山はゴルフの名門である茨城の水城高校から、日本のヘッドコーチを務める丸山茂樹らを輩出した日本大学に進学。プロ転向後は米国でミニツアーに参戦するなどしながら3年目に初シードを獲得した。翌年の1998年に「サンコーグランドサマーチャンピオンシップ」で初優勝を達成。それを皮切りに積み上げたカップは実に29個。賞金王は5回、すでに永久シードを手にするなどまさに日本ツアーのレジェンド。また、2001年「全米プロゴルフ選手権」、2009年「マスターズ」といった海外メジャーで4位に入るなど国際経験も豊富だ。
そんな片山のスイングをツアープロコーチの堀尾研仁氏は「身体をうまく使ってスイングするタイプ」と話す。「バックスイングの途中、半分くらい肩が回転したときに、ひざがほとんどアドレス時から動いてない。身体のねじれをスイングの初期段階でうまく作っている。さらに、トップまできたときも肩がすごく良く入っている。でも、ひざは最小限の動き。つまりねじれがしっかりできているということ」。
「そこからインパクトに向かっていくわけですが、きちっと頭を残してリリースしています。ヘッドを加速させる動きですね。飛距離を出すためには、フォロースルーで引っ張り合いの遠心力をかけたいわけですが、そのためにはヘッドアップしないことが大事です。片山プロは体が大きいほうではないですが、距離が出るのはそういう部分だと思います」。43歳になっても毎年のように飛距離が伸びている秘密はそこにあるという。「道具の進化もあると思いますが、ヘッドに上手く伝えるということを求めてきた結果だと思います。遠心力をうまく使っているところをアマチュアの人もぜひ参考にしてほしい」。
もう1つ昔との違いについて、年々体重移動をあまり使わないかたちになったと続ける。「今はどちらかというと流行りの一軸スイングですね。昔はもっと右方向にたくさん使っていたと思うけど、ほぼ一軸になっている。それが安定感を生んでいます。“体幹をしっかり鍛えている人なら、限りなく小さな移動でもパワー出せるよね”というのが最近のアメリカツアーの流行。一軸にしたのは、ここ数年の体幹トレーニングの成果でもあると思います」と解説する。