PGAツアー
米国男子
全英オープン
日程 2016年7月14日-7月17日賞金総額 ―
TV/ネット放送予定H・ステンソンの全英優勝は「仕上げ」ではなく「始まり」だ【舩越園子コラム】
H・ステンソンの全英優勝は「仕上げ」ではなく「始まり」だ【舩越園子コラム】
配信日時: 2016年7月18日 03時20分
Round 4 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -20 | ヘンリック・ステンソン |
2 | -17 | フィル・ミケルソン |
3 | -6 | J.B.ホームズ |
4 | -5 | スティーブ・ストリッカー |
5 | -4 | セルヒオ・ガルシア |
5 | -4 | ローリー・マキロイ |
5 | -4 | タイレル・ハットン |
8 | -3 | アンドリュー・ジョンストン |
9 | -2 | ビル・ハース |
9 | -2 | ダスティン・ジョンソン |
フィル・ミケルソンとの激しい一騎打ちの末、全英オープンを制したヘンリック・ステンソン。これまでメジャー大会での惜敗は数知れず。しかし、メジャー最終日を初めて首位で迎えることになった3日目の夜、彼はおもむろに、こんなことを言い出した。
「絶対に譲らない」と語った3日目のヘンリック・ステンソン
「僕は今40歳。いつまでも永遠にメジャーで戦えるわけじゃない。メジャー優勝のチャンスが、あと50回残ってるわけじゃない。だから僕は自分でチャンスを作り出し、それをモノにしてみせる。明日、勝てるかどうかは50‐50。そりゃあ、勝っても負けても月曜日の朝、太陽はまた昇るけど、この勝負は僕の人生の仕上げになる」
まるで引退でも考えているかのような話ぶり。負けたらそれは人生の終わりだと覚悟しているような、そんな悲痛な叫びが聞こえてきた。「まだ40歳」のはずなのに「もう40歳」「すでに40歳」と感じている。そんなステンソンの焦りが伝わってきた。
しかし、それはミケルソンとの因縁対決を控えた自分自身を鼓舞し、心に鞭打つための言葉だったのだろうか。死闘を制し、最後は3打差をつけてメジャー初優勝とスウェーデン人男子初のメジャー制覇を成し遂げたステンソンは、安堵と至福の微笑みをたたえながら、前日の年齢の話を再び反芻(はんすう)し始めた。
「2009年のターンベリーでは(当時59歳の)トム・ワトソンの目を見張るようなプレーぶりを眺めた。僕より年齢を重ねた選手が全英オープンで素晴らしいパフォーマンスを披露することは、ままある。でも、それは年齢のおかげというより、その選手が積み重ねてきた経験のおかげだ」
「絶対に譲らない」と語った3日目のヘンリック・ステンソン
「僕は今40歳。いつまでも永遠にメジャーで戦えるわけじゃない。メジャー優勝のチャンスが、あと50回残ってるわけじゃない。だから僕は自分でチャンスを作り出し、それをモノにしてみせる。明日、勝てるかどうかは50‐50。そりゃあ、勝っても負けても月曜日の朝、太陽はまた昇るけど、この勝負は僕の人生の仕上げになる」
まるで引退でも考えているかのような話ぶり。負けたらそれは人生の終わりだと覚悟しているような、そんな悲痛な叫びが聞こえてきた。「まだ40歳」のはずなのに「もう40歳」「すでに40歳」と感じている。そんなステンソンの焦りが伝わってきた。
しかし、それはミケルソンとの因縁対決を控えた自分自身を鼓舞し、心に鞭打つための言葉だったのだろうか。死闘を制し、最後は3打差をつけてメジャー初優勝とスウェーデン人男子初のメジャー制覇を成し遂げたステンソンは、安堵と至福の微笑みをたたえながら、前日の年齢の話を再び反芻(はんすう)し始めた。
「2009年のターンベリーでは(当時59歳の)トム・ワトソンの目を見張るようなプレーぶりを眺めた。僕より年齢を重ねた選手が全英オープンで素晴らしいパフォーマンスを披露することは、ままある。でも、それは年齢のおかげというより、その選手が積み重ねてきた経験のおかげだ」